「しごとのかばん」がコンセプトのブランド「BAGWORKS(バッグワークス)」。お医者さんの往診用バッグや、車掌さんが肩に掛けているバッグなど、職業ごとに必要とされる機能をそのままに備えたさまざまなバッグを展開しています。デザインや素材感に味があり、長く愛用したくなるバッグをご紹介します。
業務用バッグメーカーが作る、日常使いのバッグ
「しごとのかばん」をコンセプトに掲げるバッグブランド「BAGWORKS(バッグワークス)」。立ち上げたのは、兵庫県豊岡市にあるバッグワークス株式会社です。1954年の創業以来、「世界で一番ちゃんとしたかばん屋さん」になるという思いのもと、医療器具用バッグや電線工事技師の工具用リュックといった専門的な業務用のバッグを数多く作ってきました。その経験をもとに、BAGWORKSでは各職業ごとに必要とされる機能や特徴をそのまま活かしたバッグを展開。ワークテイストでありながら、タウンユースしたくなるおしゃれな雰囲気をもったアイテムが揃っています。
道具がすぐに取り出せる、電気工事士のバッグ
それではいくつかのバッグを見ていきましょう。
まずはボリュームのあるポケットが特徴的なトートバッグ「エレクトリックマン」。もとになっているのは、家やビルなどの配線や電気工事などを行う電気工事士のツールバッグです。電気工事士が持つバッグとして大切なのは、道具の取り出しやすさ。それを再現するため、開閉がしやすい大きめのファスナーや、マチのある5つの外ポケットを取り付けました。また内側には、電気工事士がビニールテープをまとめるのに使うホルダーがそのまま付いていて、キーチェーンとして使用できます。
底には水や汚れに強いシートが使われ、とても丈夫。雨の日でも気にせず使えますし、ガーデニング道具などを入れて実際にツールバッグにするのもおすすめですよ。
エレクトリックマン 16,200円(税込)
長時間背負っても疲れにくい、ボーイスカウトのリュック
アメリカでボーイスカウトの少年が使っていたリュックを、日常使いできるようなデザインにしたのが、「ボーイスカウトマン」。素材には、蝋引きされた10号帆布に独特のシワが出るような加工を施したものを使用し、味のある表情に。さらに真ん中の本革ベルトが加わることで、ぐっと引き締まった印象に仕上げられています。
背負いベルトとリュック背面の内部にはクッション性のあるウレタン素材を入れてあり、ボーイスカウトのように山道などを長時間背負っても、肩や背中が疲れにくいように設計されています。また、リュックのサイド部分にはファスナーが付けられていて、背負ったままでも中のものを取り出しやすいのが便利。徒歩や自転車での遠方へのお出かけに、ぜひ活躍させてください。
ボーイスカウトマン 12,960円(税込)
口が大きく開く、医師の往診用バッグ
お医者さんの持っているかばんと聞くと、思い浮かぶのは口が大きく開く往診用バッグではないでしょうか?それをもとにカジュアルに仕立てたのが「ドクターマン」です。アルミの口金が使われた開口部は大きく開くようになっていて、中身が一目瞭然。
写真は、斜めがけできるようにしたSD(ショルダー)。ころんと丸みのある形が女性らしく、ちょっとしたお出かけのときに持ち歩きたくなるようなバッグです。
ほかに、ボストンバッグのようなタイプもあり、そちらはサイズが豊富。より往診用バッグらしさが感じられる大容量のLサイズや、日常使いしやすいSサイズ、SDと同じくコロンとしたフォルムがかわいらしいMINIサイズもありますよ。
ドクターマン
SD 10,368円(税込)
ほかにも心惹かれるバッグがいっぱい
気になるバッグは見つかりましたか?ご紹介したものは、バッグワークスの工場敷地内にあるファクトリーショップや全国各地の中川政七商店の店頭、オンラインショップでも購入することができます。
ほかにも、郵便配達員が背負う「ポストマン」や、牛乳配達員用で牛を連想させる配色の「ミルクマン」など、様々なバッグがありますよ。「しごとのかばん」として使われてきた機能がそのまま活かされた、丈夫で使いやすいバッグ。毎日持ち歩く相棒として、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
photo / BAGWORKS
BAGWORKS
兵庫県豊岡市九日市上町767-4