付き合うのであれば、ハイスペックな男子であるに越したことはないですよね? 容姿端麗、高身長、高収入……、あればあるほど嬉しいものの、なかなか付き合うことなんてできません。しかし、LINEのやり取りがキッカケで、恋に発展したという例もあるよう。そんな“ハイスペック男子を落としたLINE”について聞いてみました!
文・塚田牧夫
「試合があるんだけど…」
「異業種交流会なるものに参加したときです。交流会と言いつつも、みんなビシッとおめかししてパーティーのよう。私ひとりだけ浮いているような感じでした。
そこである男性に声を掛けられました。色白でひょろっと背が高く、三十歳でなんと外科のお医者さんをしている人。挨拶程度に話をして、連絡先を交換。しばらくLINEでやり取りしてたけど、特に会うような約束もしませんでした。
私はボクシングジムに通っていて、アマチュアの大会にたまに出てるんです。そこで彼に、“ボクシングの試合があるんだけど……”とダメもとで声を掛けたら、是非見に行きたいと返事が来ました。
カッコいいところを見せたかったんですが、相手がめちゃくちゃ強くて、ボコボコにされてしまって……。でも、彼がすごく感動してくれて、“明日、病院に来て欲しい”と言われました。診察ですけどね……。
瞼の上が腫れていたので治療してもらい、そのあと食事へ。それからしばらくして付き合うことになりました」カエデ(仮名)/31歳
「食事にはもう行けません」
「私は、“付き合う前の男性には奢ってもらわない”というルールを自分のなかで作っています。
あるとき、知り合いの会社経営者の男性に食事に誘われました。半年ぐらい予約でいっぱいというレストランらしく、ちょっと楽しみにして行ったんですね。
しかしこれがまた、高級なレストランで……。なんとお会計が二人合わせて八万円。割り勘の精神を貫きたかったんですが、お金が足りず二万円だけ払わせてもらいました。
やっぱりお金持ちだけあって金銭感覚が違う。LINEで挨拶と一緒に“もう食事には行けません”とキッパリと言いました。するとそれで火が付いたか、逆の何度も食事に誘ってくるように。ずっと断ってたら理由を聞かれたんです。
“値段が高いから”と言うと“ご馳走する”と。私は、“付き合っていない人に奢ってもらわない”と伝えたら、“なら付き合おう”と告白されました」シズカ(仮名)/29歳
「名前を間違えてました」
「三対三の合コンに参加。そこにすごくカッコいい男性が。芸能人の福士蒼汰にソックリなイケメン。テンション上がりましたよ。
でも、自己紹介で発覚。隣にいる男の名前が、なんと『福士』。めんどくせぇ~と思いました。まあ、それでも楽しく話して終わりました。
翌日、イケメンに連絡……と思ってたんだけど、なんか頭のなかがこんがらがってしまい、間違えて福士さんにLINEしてしまいました。しかも、それにしばらく気付かず続けていました。
ようやく人違いだと分かったとき、申し訳ないと思いつつも“名前を間違えてました”と正直に伝えたんです。すると“食事に行きませんか?”とお誘いが。私も名前を間違えた後ろめたさがあったので、誘いを受けたんです。
そして会ってみたら、改めて見ると意外とカッコいい。しかも、大手企業に勤めるエリート。さらに向こうは、私が正直に謝ったことをすごく好印象に捉えてくれていました。
本当にラッキー。それが付き合うキッカケでしたね」アイコ(仮名)/28歳
“ハイスペック男子を落としたLINE”をご紹介しました。
ハイスペックの男性は、チヤホヤされ慣れています。それに、望めば手に入るものも多い。ここは正攻法で攻めるよりも、斜め上から切り込むぐらいがいいのかもしれません。
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