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肘を押すだけ肩コリ和らぐ! 仕事中にコソッとできる「肩コリ解消」ツボ

今回は、肩こりがツライという方におすすめのツボを教えていただきます。丁寧なツボの場所と押し方(ここ重要)が、もふねこ教授ならでは! 東洋医学を専門としているもふねこ教授に詳しく講義していただきます。女性特有のお悩みを、ツボで即解決!

肩こりのツボ

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【もふねこ教授の肉球ツボ講座】vol. 13

もふねこ教授です。最近めちゃめちゃ肩こりが気になるニャー! 書き物が多いし、もともと猫背だし。みなさんも携帯の小さい画面を見たり、パソコンの前で長く座って作業したり、冷房の中で長く過ごしたりして、きっと首や肩がバリバリこってるんじゃないかニャ? コロナで自由に行けないところも多くて、そのストレスもあるかも。ひどい人は肩こりが強くなると頭痛や吐き気などの症状も出てきますからね。というわけで今日の授業は肩こりのツボだニャ!

こっている場所だけじゃなく曲池のツボ押しも

肩こりなんだから、もちろん首や肩のこっている部分を押したりもんだりしてもいいんです。たとえば今まで紹介してきたツボだと、風門とか風池とか、けっこう効くと思います。でも、肩のあたりは手が届きにくい場所も多いし、人前で何度もやってると何だかちょっと、ね。

そんな時は、こっている場所から離れたところにある、手の届きやすいツボも使ってみましょう。ひとつ選ぶとしたら曲池(きょくち)のツボがオススメ。肘を曲げると内側から肘のほうに向かって、皮膚の谷間というか、スジができますよね。その先端が曲池です。

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曲池のツボを押さえるときは、反対側の手で肘を包み込むようにして支え、親指でギューッと押さえます。曲池は、ツボをさがすときの肘を曲げた状態で押さえてもあまり効きません。場所を確認したら、肘を少し伸ばしてから押さえてみてください。ほら! ズーンとくるでしょう? 10秒くらい押さえたら今度は反対の曲池を、といった具合で交互に何回かやってみてください。押さえながら首を前後左右に曲げてストレッチしてみてもいいかも。

作業継続時間と姿勢の見直しも

パソコンばかり見てる人は、1時間したら必ず席を立って伸びをしたり、肩を回したり、遠くを見たりしてくださいね。あと、姿勢は重要です。首を突き出してディスプレイを見てませんか? 猫背は猫背なりに姿勢を正してみましょう。

オフィスで作業している人は、変な姿勢でパソコンを打っていたら注意するように同僚にお願いしておきましょう。あ、もちろん鍼灸治療やあんま・マッサージ・指圧(もちろん国家資格を持ったプロによる施術)はオススメです! でも、血圧や内臓の異常による肩こりの可能性もゼロではないですから、アラサーになったら定期的な健康診断は必ず受けましょう。

そういえば最近わたしも、のびのび~ってストレッチするの忘れてたニャー。パソコンから目を離して空を見上げると、いつのまにか秋の気配……。トンボを目で追いかけると眼球の体操になるニャ。あ、オニヤンマ! 王者の風格。ちょっと観察してきますから今日の授業はこのへんで。またニャーーッ!!

もふねこ教授 プロフィール
某大学で東洋医学を担当しているリアル教授。実はキャリアも知名度も抜群。

犬養ヒロ
漫画家・イラストレーター。犬猫鳥魚と暮らす動物好き。

Official HP https://www.hiroinu.com/

「マンガとエビデンスでわかるプラセボ効果」/メディカ出版
「マンガ 鍼灸臨床インシデント 覚えておきたい事故防止の知識」/医道の日本社

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