美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第34回目は、毛穴について。スキンケアカウンセラーの視点から、毛穴の開き方をタイプ別に考え、それぞれ対処法をお伝えします!
毛穴の開きは、3つのタイプがある……?
【ちょこっと美容マメ知識】vol. 34
コンシーラーやファンデーションでどれだけ隠したとしても、素肌の凹凸が目立てば化粧ノリも悪くなってしまいます。美肌の必須条件のひとつでもある、「目立ちにくい毛穴」を目指していきたいですよね!
しかし、毛穴の開き方はワンパターンではありません。自分の毛穴が、なぜ目立っているのか? 原因を確かめて、対策を考えましょう。
タイプ1. 鼻やおデコが常にテカテカで毛穴が目立つ
ひとつめは、オイリー肌と呼ばれる皮脂が過剰に出やすいタイプ。
そもそも毛穴は、お肌を守るために必要な部分です。皮脂腺から出る皮脂も適度であれば、乾燥を防ぐ役割としてメリットがあります。
しかし、その皮脂が常に多く出てしまうと、毛穴の周りだけにとどまらず顔全体に皮脂が広がってしまうため、結果的にテカテカした締まりのない「開き毛穴」として肌トラブルに変わってしまうのです。
対策としては、水分と油分のバランスを整えること。「オイリー肌だから保湿しなくても良い」のではなく、「保湿が足りないから自ら皮脂を出そうと頑張っている」状態です。季節問わず、多めの保湿を意識してみてください。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
洗顔と保湿のバランスをチェック!
タイプ2. プツプツと白や黒い毛穴が目立つ
ふたつめは、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が遅くゴワゴワした感触のタイプ。
お肌は常に細胞が生まれ変わっており、約28日で古くなった角質はアカとして剥がれ落ちると言われています(常にツヤツヤな状態!)。しかし、それは20代前半までのお話です。
例えば、年齢によって代謝機能が低下すれば、通常28日間の生まれ変わりのはずがどんどん先延ばしになり、新しい肌細胞ができてもアカとして剥がれ落ちずに蓄積したり……。
それを繰り返していると、くすみがちでゴワゴワしたお肌になり、やがて「つまり毛穴」として白い塊が見えてしまいます。さらに酸化すると、ポツポツと黒いイチゴ毛穴のようになることも……!
この毛穴の対策は、お肌の生まれ変わりを体の内側と外側の両方からアプローチすることです。抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eを積極的に摂ることや、定期的にスクラブなどをスキンケアに取り入れて、古くなった角質を洗い流すのも良いでしょう。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
指の圧力でニュルッと出すのはNG!
タイプ3. お米みたいに細長くタレている
最後は、お肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンが減り、たるんでいるタイプ。
よく「たるみ」と聞くと、頬やアゴなど顔のたるみをイメージしますが、実は「たるみ毛穴」という種類があります。本来の引き締まった毛穴ではなく、お米のような形にだらしなく広がってしまう状態で、毛穴同士が帯状に連なってしまうこともあるので注意が必要です。
この毛穴の対策は、たるんだ後に慌ててケアするより「予防」の意識がとても大切です。プルンッとした弾力のあるお肌の保つために、コエンザイムQ10やペプチドなどが入った基礎化粧品を取り入れてみましょう。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
化粧水や美容液に、エイジングケア成分を!
「毛穴」が目立つ原因は、さまざまです。いずれにしても、すぐに結果を求める短期的なケアではなく、長期的に少しずつ改善するのがオススメです。ぜひ、自分のタイプを見極めて「毛穴」のエイジングケアを始めてみてくださいね!
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