銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、久々のデートに緊張しているアラサー女子。大人の女だからこそできる初デートの振る舞いを伝授します!
文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
【クラブ佑雪】vol. 67
「ご無沙汰すぎて忘れちゃった! デートの仕方を教えてください」
久々にデートに誘われました。飲み会で意気投合した4歳年上の彼です。いつぶりだろ~、忘れちゃったくらいに久々です(笑)。なので、どう振る舞ったらいいのか、何がいけないのかさっぱりわからなくて。最低限これだけはするな、というものを教えてくれますか。今からドキドキしてて、ちょっとヤバいんですけど、どうにかお願いします!
(やっとモテ期? 32歳独身 OL)
大人として、処女の恥じらいを演出せよ!
んまぁ、素敵ですね〜。しかもクリスマスのイルミネーション輝くこの時期! めっちゃロマンティックじゃないですか! そして主役は32歳女と36歳男。大人! でも、だからこそ、大人ぶらないでいただきたい! てか、狙いに狙って、まるで初心者のようなウブさで「久々で、わからないんです」感を全面に出していきますね、わたくしなら。
まず、復習。そして復唱を。はい、「男は処女が好き」を3回声に出して唱えましょう。え? 処女は面倒くさくて嫌だってみんな言ってるって? それはね、そう言うんですよ、男って。目の前にいる非処女にモテたいときは「処女なんて」と言う生き物なんです。でも、もし、いいなと思っている女性が未経験だったとしたら、泣いて喜ぶのが男なのです。「僕だけのもの!」という尊さに感激するんです。
ここを踏まえて、女たるもの、たとえ非処女であっても「処女らしい振る舞い」というものは大切に行っていきたい。むしろ、経験を重ねるほどに「あなただけ!」「こんなの初めて!」という処女らしさを打ち出したい。ちょうどうまい具合に、久々のデートに戸惑ってるんでしょ? その心の揺れとときめきを、今、生かさなくてどうするの?
ですからね、「最低限これだけはするな!」という禁止事項を申し上げるとするならば、「男慣れした大人の女の振る舞い」でしょうか。もうね、初々しいほうがいいんです。そして、「ごめんなさい、男の人と二人で食事するの久しぶりで」とか「うわっ、どうしよう……緊張しちゃう」とか、16歳のときには心で思っても言えなかった恥じらいのセリフを、ちゃんと言葉に出して伝えてください。三十路を過ぎた大人の女として、ときめく気持ちを素直に伝えるのです。あとはお誘いいただいたお相手におまかせ、でいいんじゃないですか? デート、楽しんでください!
※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。初の著書となる『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)を3月29日に上梓。WEBサイト『食ベログメディア』で『出世ごはん』の連載中。
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