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[上戸 彩さんインタビュー] 木曜ドラマ「となりのチカラ」も大好評! 輝き続けれる上戸彩さんの今

多くの話題作に出演し、キャリアはすでに20年以上の上戸 彩さんにインタビュー。現在、出演中のドラマ「となりのチカラ」での撮影秘話や2児の母となったプライベートの話などを伺いました。

ダメ出しされることは嬉しいしありがたい!

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15歳でお芝居を始め、キャリアはすでに20年以上。多くの話題作に出演し、人気も実力も不動のものとしてきた上戸さん。ところが現在放送中のドラマ「となりのチカラ」では、「現場で『頑張ります!』としか言っていないくらい、とにかくついていくのに必死です」と笑う。

「脚本家の遊川(和彦)さんから役について本当に細かく指導されました。それぞれのキャラクターが頭の中ででき上がっているので、そのプランをしっかり伝えてくれますし、それると戻してくださるんです」

夫婦役を演じる主演の松本潤さんとは、高校時代の先輩後輩の仲。共通の友達も多く、周りからは「二人が夫婦役?」と笑われているとか。「彼も遊川さんと同じく思ったことは率直に伝えてくれるタイプなので、『気を抜くなよ』とか現場でガンガン言われています。というのも私、指摘されたことはその場ですぐに対応できるのですが、同じお芝居が二度できなくて。『もうワンテイクお願いします』と言われた途端、前のテイクで指摘されたことがポーンと抜けちゃうんです。『次は気をつけますから!信じてください!』って言いながら演じています(笑)」

年齢やキャリアを重ねると、他人からダメ出しされることが少なくなってくるもの。遊川さんや松本さんから指摘される日々を、上戸さんは「すごく楽しい」と語る。

「『これでいいのかな?』と常に思うタイプだし、自由に演じてくださいと言われたら逆に不安になっちゃう。これまでは主演を任されることが多かったので、不安感を現場で顔に出すことは絶対にできませんでした。でも今は愛のある遊川さんや気心の知れた松本さんが一緒なので、安心して甘えられています。お二人のように答えに導いてくださる人がいると、型にはまりたいタイプの私としてはとってもありがたいんです」

演じるのはアパレルショップの店長を務めながら夫のチカラと二人の子どもとともに暮らす灯役。何かとマンションの住人の問題に首を突っ込もうとする夫にあきれるキャラクターだ。

「私は相手の目を見て大事にセリフを伝えたくなってしまうのですが、そうするとどうしても優しい印象になってしまう。『旦那の顔を見なくていいから』とか、『そこは背中で言う感じで冷たく』と指摘されています。最初は難しかったけど、結局家族ってそんな感じだよなって。いい奥さんになろうともしていなくて、リアリティがすごくある。普段の私も家ではあんな感じですから(笑)」

プライベートでも二人のお子さんの子育てをする上戸さん。結婚をし、インプットする時間が増えたことで、お芝居のトレンドの変化に気づいた。

「私が20代の頃は、ナチュラルなお芝居こそがNG。セリフも声を張ってハッキリと言わないと音声さんに『聞き取りづらい』と言われてきたんです。でも今、若い俳優さんが出演しているドラマを見ていると『どうしてこんなにナチュラルなお芝居ができるんだろう』と感心するんです。お芝居で求められることが変わってきているので、自分が学んできたテクニックを必死でそぎ落としている最中。これからも時代に合ったお芝居ができる人でい続けたいです」

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木曜ドラマ「となりのチカラ」
出演/松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜(なにわ男子)、浅野和之、風吹ジュン、松嶋菜々子ほか
テレビ朝日系 木曜21時〜

妻の灯(上戸彩)と二人の子どもとともに暮らす何をやっても中途半端な中越チカラ(松本潤)が、持ち前の人間愛でマンションの住人たちの悩みを解決していく社会派ホームコメディドラマ。

撮影/吉田 崇  ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/百々千晴 取材・原文/松山 梢 ※BAILA2022年3月号掲載

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