LINEはとても便利。スマホを持っている、ほとんどの人が使っています。でもまだLINEがなかったころは、メールを利用していましたよね? メールはメールなりに、良いところがありました。そこで今回は、LINEが浸透していないころの“好きな人との胸キュンメールエピソード”をご紹介します。
文・塚田牧夫
2人の名前が入ったアドレス
「数年前、付き合っている女の子がいたんですが、新しく好きな人ができてしまい、別れることに。すごくいい子だったから、最後は誠意を見せようと、ちゃんとすべてを正直に伝えて別れました。
でも、結局新しい子とは半年しか続かなかった。すると急に、前の彼女が恋しくなったんですね。で、メールしてみようかな……と。
そこで思い出したんです。彼女のアドレスは、俺とその子の2人の名前が入ってたんですね。だから絶対もう変わってるだろう……って。だけど、一応“久しぶり”と届かないであろうメールを送った。そうしたら返信が来た!
アドレスが変わってなかったんです。感動しましたよ。そのあとヨリを戻しました」ノリオ(仮名)/31歳
空メールだと思ったら
「デート中、彼女と些細なことでケンカをしてしまいました。お互い意地っ張りなところがあり、謝らずに終わり、モヤモヤした感じで家に帰りました。
翌日、彼女からメールが来たんです。タイトルに“おはよう”とだけ書いてあって、文章がないんです。まだ怒ってんだろうな……と思いました。
でも、何気なく画面をスクロールしたんですね。そうしたら、すごく下のほうに“昨日はごめんね”と書かれてました。
可愛いなぁと思いました。っていうか、気付いてよかった」カマチ(仮名)/33歳
「LINEはやりません」
「7年くらい前、付き合っていた彼がいて、その人が浮気をしたんです。といっても、女性と2人で食事に行ったくらいだったんだけど。私としては許せなかったんですね。
すると彼は、“浮気なんて絶対しない”と。“もう食事も行かない”と言ってくれました。
そして、丁度そのころ、LINEが普及し始めたんですね。彼とメールのやり取りで、“LINE始める?”みたいな会話をしていました。
でも私としては、LINEは連絡先が交換しやすそうで、浮気につながるんじゃないかって思ったんですね。それを彼の伝えたら、“なら俺はLINEはやりません”って言ってくれました。キュンとしましたよね」イクミ(仮名)/33歳
“好きな人との胸キュンメールエピソード”をご紹介しました。
メールには、LINEでのやり取りにはない味わいのようなものがありました。これから好きな人ができたとき、急にメールなんてしてみると、新たな展開が期待できるかもしれません。
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