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仕事で上司や部下に頼み事をしたいときのケース&スタディ[お願い下手からの卒業宣言]

人にうまく頼れない“お願い下手”さん必見! BAILA読者から寄せられたお願いしづらい状況への対処法やお願いを切り出す決めゼリフを専門家がアンサー。今回は仕事で上司や部下にお願いするテクを、リクルートエージェントの中村果代さんが教えます。

「配慮と遠慮の使い分けが大切です」

生産性や質を上げる共通の目的がある仕事において、相手の強みが発揮できたり、成長につながるお願いは、頼む側にも頼まれた側にもメリットがある機会になります。弊社では「巻き込む」という言葉を使いますが、周囲の力を頼ってこそ大きな価値やアウトプットが生み出せるので、相手をおもんぱかる配慮は必要ですが遠慮は無用という心がまえを!

1.【仕事で上司に】話しかけづらい上司にお願いをしなくてはいけないとき、仕事上必要でも、言うタイミングやそれに対しての反応などを気にしてしまい、話しかける勇気が出ません。(30歳・医療系)

決めゼリフ   「〇〇の件でご相談があるので、10分お時間をいただけますか」

一回の声かけだけで完結せず「アポ取り」と「本題を話す」の2段階に分けて行動するのがおすすめ。声をかけるときは「ご相談」という言葉を使うと「お願い」よりもソフトな印象に。ただ上司が相手でも仕事の進行が最優先。反応を気にせず覚悟を持って言い切りましょう。

2.【仕事で部下に】自分がやったほうが早い&楽なので、後輩に任せてもいいことまでついつい抱え込んでしまう。まる投げで無責任な先輩と思われないかにも気をつかう。(36歳・官公庁)

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決めゼリフ「やってみよう!私もサポートするから」
後輩の成長を考えて範囲を決めて任せる一方で、仕事の進行が滞らないようにサポーターとして関わる姿勢を見せましょう。まる投げにならずかつ口出ししすぎないために報告項目を事前に二人で決めてアジェンダ化し、後輩から自発的に情報共有してもらうといいですよ。

イラスト/香川尚子 取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2022年4・5月号掲載

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