3. セキュリティの安全性が高い
特に築年の浅い高層マンションやタワマンなどの戸数が多いマンションはセキュリティ面を重視している傾向があります。
4. 共用施設が充実している
こちらもおもに高層マンションやタワマンに言えることですが、まるで高級ホテルのようなエントランスがあったり、ジムやプール、会議室等を備えているところも多く、快適性は高いです。
5. 耐震性は十分だが避難時の不安要素がある
先にお伝えしたように、法令に従っていれば建物構造に違いがあっても耐震性に心配はありません。ただ問題なのは、地震の際に、高層マンションやタワマンでエレベーターの閉じ込めが発生した時や、エレベーターが故障した場合の避難の仕方です。近くの階に自動的に止まる仕組みになっていても、実際に被害が大きいと絶対とは言い難いですし、高層階の住民の方が階段で行き来するのは限界があります。そのあたりは十分に留意する必要があります。
6. ゴミを好きな時に出せる
すべてのマンションが該当するわけではありませんが、ゴミ出しが24時間OKのところもあります。
7. 高層階は眺望がいい
高いところほど眺めはいいですよね。非日常体験を日頃から味わえます。
8. 高層マンション、タワマンは駅が近い
第一種低層専用地域、または第二種低層専用地域などには建てられないので、結果的に商業地域や準工業地域に建設されることが多いです。それはつまり駅の近くであったり、周辺が繁華街だったりするので利便性がいいと言えます。
9. 低層マンションなら静かな環境に住める
低層マンションは第一種低層専用地域、または第二種低層専用地域など住居系用途地域にも建てられるので、周辺は住宅が多く、駅から多少離れていても、静かな環境を望む方にはいいと思います。
以上、戸建てとマンションの特徴をご紹介しました。これらがすべてではありません。どちらもメリット、デメリットがあるので、自分の好みやライフスタイル、経済面など諸々を考慮したうえで、最適な住まいを選んでください。納得のいく物件を見つけてくださいね。
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教えてくれた人
リクドウさん 一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」。
©Malte Mueller/Getty Images