「子どもに本当に必要な力」を教えるためには、どうすればいいのか? プロからアドバイスをもらいました。
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イェール大学卒業後、マッキンゼーに入社。同社を退職後、デルタスタジオを設立。夢に点火し、思考力、発信力、リーダーシップを育む教育を提供している。https://whatisyourdelta.com/
1. 頭でっかちではなく、『社会で生きる』ロジカルを
「ロジカル」といっても頭でっかちではなく、社会で使えなければ意味がないですよね。たとえば、お父さんの誕生日会を子どもに企画させてみましょう。実践を通じてロジカルに考える力を身につけさせると、思考力と行動力のバランスがよい子が育ちます。
2. 問いかけを通じてロジカルに考え、『伝える力』を育む
親は問いかけを通じて子供がロジカルに考え、説明する力を身に付けさせることが可能です。 「お父さんは何をしたら喜ぶと思う?」「どうして?」「他に選択肢はないかな?」「それぞれの良い点と悪い点は?」などと問いかけてあげましょう。その繰り返しを通じて、子供は自ら考える力を身に付けていくのです。
1.『相手を論破するため』のロジカルに“ならないように”
テレビ番組の影響で「はい、論破!」と相手をロジックでねじ伏せることが学校で流行っているようです。相手を論破するためにロジカルな考え方を駆使し、快感を感じる子にはなってほしくないですよね。対話を通じてお互いの盲点に気づき、共に考えを深めることに喜びを感じるように導きましょう。
撮影/BOCO 取材/片岡かこ ※情報は2022年5月号掲載時のものです。