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実はメリットだらけ! 嫌いじゃない人と「試しに付き合ってみる」が良い理由

恋愛・結婚

「試しに付き合ってみる」という感覚には消極的な人が多いでしょうが、居心地の良い関係を築いて長く安定したお付き合いをするには良いきっかけになるはずです。ドンピシャで好みのタイプにベタ惚れして付き合うよりは幸せな恋愛ができるでしょう。その理由を探ります。

好きなタイプの男性と付き合うのは幸せ?

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付き合うなら顔も性格も生き方も好みのタイプと付き合いたいでしょうが、そこには見逃しやすい落とし穴があります。

私は占い師で毎月たくさんの方から恋愛相談をいただきますが、「好きすぎて苦しくなっている」「相手にのめり込んで依存している」あるいは「相手を理想化しすぎて自己肯定感が低くなっている」といったケースがとても多いのです。

好みのタイプと付き合っても自分軸がブレない人も稀にいますが、ドンピシャで好みの相手を前に冷静でいられる人はあまりいないでしょう。

こうした傾向があらわれて一緒にいることがつらくなってしまうのです。また、付き合う時点で100点をつけるため、ちょっとした粗を見つけただけでもショックを受けたり、「実は大したことないんだな」と一気に冷めたりする可能性も。減点方式で付き合うと恋愛の幸福度が落ちやすいでしょう。

嫌いなところがない人が心地良い理由

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価値観が似ていて共通点がたくさんある人とは良い関係になれますが、それは「好きなことが同じ」とは限りません。

たとえば、趣味や好きなファッションが同じ人より、遅刻は許せないとか、食事のマナーで譲れない部分が同じ人のほうが居心地は良いのです。好きなことが同じだからといって嫌なことが同じとは限りませんし、嫌なことが違うとどこかで必ず我慢をしなければいけなくなります。

趣味が違っても、付き合っていくなかで彼の好きなものに興味を持つかもしれません。一緒にいる時間が長くなると男女は似てくるものですが、好きなことは後からいくらでも追加できます。恋人から新しい世界を教えてもらうことで絆が深まる場面もあるでしょう。

でも、嫌いなことが後から修正されるケースはほとんどありません。「彼のために我慢しよう」と思っても、その気持ちは時間が経つほど薄れていき、いつしか「この人はどうして私が嫌がることをするんだろう?」という嫌悪に変わってしまいます。

つまり、恋人関係は好きなことより嫌いなことが共通したほうがうまくいくのです。

試しに付き合ってみるメリット

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「嫌いじゃないけれど、好きと断言するほどの決定打もない」と感じるとき、相手には情熱ではなく居心地の良さを覚えています。また、嫌いじゃないとは嫌悪するポイントが見当たらないという意味で、相手をすでに受け入れている状態でしょう。

そんな相手と「好きになれるかもしれない」と期待をこめて付き合うのはアリだと思います。付き合う時点で相手の評価は満点ではないため、後から「こんなところが素敵だと気づいた」と加点方式で関係を深められます。

気に入ればそのまま付き合えますし、相手を理想化しないぶん欠点を見てもあまり落ち込まないでしょう。欠点がむしろ「人間味がある」と愛嬌に見えてくるかもしれません。

もし、付き合ってみて「やっぱり違う」と思う場合は、そもそもお試しですから別れやすいはず。失恋のショックは少なく、冷静に恋愛できたことでプラスの気づきがあるでしょう。

もっと気楽に運命の人を探して

付き合う前に相手をじっくり吟味することは大事ですが、「最高の恋人と付き合いたい」「絶対に失敗したくない」と思いすぎると自爆してしまいます。
そもそも完璧な人間なんていませんし、結局のところ、付き合ってみなければわからないことがたくさんあるのです。

だからこそ、百点満点の人を見つけて気持ちをピークまで高めてから恋を始める必要はありません。「嫌いなところがない75点くらいの人」とお試しで付き合ってみるといいでしょう。ドキドキよりリラックスできる居心地の良さにはまるかもしれません。

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