「痩せよう!」と色々とダイエットの試行錯誤をしている方は少なくないと思いますが、大切なのはダイエット後も体重や体型をキープしていくこと。つまり、ダイエットを通して“脂肪が燃えやすい体を作ること”を目標とすべきです。そこで今回は、日常を見直すだけでOKの簡単習慣をチェックしてみましょう。
|タンパク質を中心にした食生活を心がける
ダイエットにおいてバランスの良い食事が基本ですが、中でも大切なのが“タンパク質を食事の中心に据えること”です。
人間の身体は内臓や筋肉、血管や皮膚、骨、髪や爪など約20%がタンパク質からできていますし、タンパク質には免疫抗体やホルモンなどを作る役割もあるため、体内で必要な栄養素は最も必要とされる臓器から吸収され、その後皮膚や肌、爪へ吸収されるという順番になります。
つまり、たんぱく質が必要な所要量に満ちてないとカラダの隅々まで栄養が行き届かないということになるので、「良質な栄養として1日の摂取量をしっかりと摂取すること」が美しく体型をキープしていくための重要な鍵なのです。なお、成人におけるタンパク質の必要摂取量は体重1kgあたり1~1.2gが標準とされているので、「体重50kgの成人女性では1日に50~60g」が目安となります。
|低強度のエクササイズを時間をかけて行う
減量や体型キープには“低強度のエクササイズを30〜60分を目安に習慣的に行うことが大切”とされています。
長時間の有酸素運動となるため、代謝UP効果を期待でき、脂肪燃焼を促進。しかも、低強度で長時間(30分〜60分)という2つを守れば“どんな運動でもOK”なので、手軽に取り組みやすいストレッチやヨガなどがおすすめです。また、日常的に「とにかく長い時間歩くようにする」というのも有効。1駅分を多く歩いたり、エレベーターではなく階段を使うなど、少し意識するだけで消費カロリーの積み重ねはいつの間にか大きなものとなるはずです。
|睡眠時間は「7~9時間」を目安に
体型や体重をキープしていく上で大切なことは運動と食事だけではなく「睡眠時間」も注目したいポイントになります。
アメリカのコロンビア大学の研究によれば、睡眠時間が「7~9時間」の人が最も肥満度が低いという結果が出ているので、“8時間前後”の十分な睡眠をとることで脂肪燃焼を促進できると言えるでしょう。
また、人間のホルモンの中には食欲を増進させる“グレリン”と食欲を抑える“レプチン”があり、睡眠不足の状態が続くと体内で“グレリン”が増えて“レプチン”が減ってしまい「食欲が高まってしまう」と言われています。体型や体重をキープしていくためには食欲のコントロールも鍵の1つなので、適度な睡眠時間を確保することが大切なのです。
いずれも今まさにダイエット中という方はもちろん、ダイエット目標を達成してそれをキープしていきたいという方にも有効な簡単習慣です。ぜひ採り入れて、脂肪が燃えやすい体を手に入れてくださいね。