みなさんは、“スーパームーン”という言葉を聞いたことはありますか? 太陽と対をなし、占星術の世界では人々の生活に大きな影響を与える天体とされている月の力が最も強くなるのがスーパームーン。今回は、そんなスーパームーンのパワーを活かす方法を、占い師の五十六謀星もっちぃさんに教えてもらいました。
スーパームーンとは?
スーパームーンとは、すごくシンプルにいうと、地球上から見たときに最も大きく見える満月です。
月は地球の周りを回っていますが、その軌道はきれいな丸ではなく、楕円を描いていると言われています。そのため、月と地球との距離が近いときもあれば、遠いときもあるのです。
そして、ちょうど月が地球に近い瞬間と満月の日が重なったものを、スーパームーンと言います。占星術の世界では、このスーパームーンは特に人々への影響が大きい月であると考えられているのです。
2022年のスーパームーンはいつ?
2022年のスーパームーンは、7月14日(木)です。さらに正確に言うならば、7月14日(木)の3時38分に月の丸さのピークとなるため、その時間に満月の影響力が最も強くなると考えられます。
ちなみにスーパームーンは、14回につき1回程度の割合でしか発生しません。年に1度あるかないかというレベルの珍しい月ですので、ぜひこのチャンスを逃すことなく、満月のパワーを受け取るようにしてみてください。
スーパームーンの力を活用するには?
月は人々に対して、様々な影響を与える天体であると古くから考えられてきました。また、古来より日本人は満月の美しさを愛でながら、お酒や歌を楽しんでいたと言われています。
ただ反対に、西洋占星術では、満月は不安の象徴とされることもあります。スーパームーンの力を活用して運気を向上させるためには、スーパームーンのときに自分自身の不安と向き合うことがとても重要になるでしょう。
満月のパワーを活かして、不安を解消しよう
もし不安に感じていることがあるならば、まずはそれをしっかりと認識することが大切でしょう。不安は人間なら誰しも感じるものだと思いますが、不安の正体を理解して乗り越えることができれば、いずれ大きな幸せを手に入れることができるはずです。
とくに、スーパームーンは自身が抱えている不安を認識するのに最適なタイミング。スーパームーンの光の中で不安の正体を把握すれば、それが恐れるに足りないものであると感じることができるはずです。
そして、“満月の光で不安が浄化される”と信じて、スーパームーンを見つめながら一瞬だけ、1番不安なことと向き合ってみましょう。そうすれば、新月に向けて月が小さくなっていくサイクルに合わせて、あなたの不安が解消されていくはずです。
満月のパワーを受け取る方法
満月のパワーを受け取る方法の1つに、満月を撮影した写真を待ち受けにするというものがあります。これも十分効果的なものであると考えられますが、今回はより効果的と思われる満月のパワーを受け取る方法をお伝えします。
それは、満月をよく見ながら、自分の手で満月をデッサンすることです。
デッサンは、ものを正しく見る目を養うのに効果的であるとされています。満月をじっくりと見ながらデッサンすることによって、あなたが抱えている不安を正しく捉えられるようになり、それを解消するための適切な方法が見えてくるはずです。
なお、この先数年間は、美術の知識と技術を持って物の美しさを愛でることによる開運の効果が大きくなっていくと筆者は考えています。スーパームーンの美しさを、あなたの目で直接捉えて不安の解消を願うことで、あなたの運気は大いに上向くはずでしょう。
満月のデッサンの仕方
それでは、ここからは具体的な満月のデッサンの仕方をご紹介します。
まずは何でもよいので、大きめの紙を用意して、そこに月を描いてみてください。その際、絵が上手か下手かは開運には全く関係ありません。自分の目で見た月をそのまま描くことが大切です。もし空が曇っていたのなら、その雲の向こうにあるおぼろ月を描きましょう。
そうやって自分の目で見た月をなるべく忠実に描くことで、心の不安が解消されていくはずです。月を書き終わったら、その下に日付を記入し、願い事を一言だけ書き込みましょう。
ここでの願い事は、今あなたが1番不安に思っていることの解消につながる内容にするとよいでしょう。
最後に自分の名前を書き入れれば、満月のデッサンの完成です。これを次の新月が訪れるまで大切に保管してください。新月の頃には、ここに書かれている問題が解決に向かっているはずでしょう。ちなみに、14日のスーパームーンの次の新月は、7月29日(金)に訪れます。
7月の満月(バックムーン)に効果的な願いとは
満月には、それぞれ名前がつけられており、7月の満月は“バックムーン”と呼ばれています。このバックとは“Buck” 、すなわち“オスの鹿”を意味します。