財運の向上は誰もが願うところでしょう。なんだかんだと言っても多くの人にとってお金は、人生において欠かせないもののはず。そこで今回は、60日に1回訪れる、財運アップが狙える吉日の「己巳(つちのとみ)の日」について、占い師の五十六謀星もっちぃさんに詳しく説明してもらいました。
己巳の日とは?
「己巳(つちのとみ)の日」というのは、弁財天の縁日です。
弁財天とは、七福神にも数えられている琵琶を手にした美しい女神のこと。弁財天に願うことで財産を得ることができるとされており、弁財天は世界中のヒンドゥー教徒や仏教徒に信仰されています。
日本では、鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社が有名です。境内の湧き水でお金を洗うと、洗ったお金が何倍もの金額になると信じられています。
また、“縁日”というのは、その神仏の力が発揮されて、人々に救いがもたらされると考えられている日のこと。
つまり、弁財天の縁日である“己巳の日”とは、弁財天の持つ“財産を与える力”がフルに発揮されて、人々に大きな金運がもたらされる日として考えられているのです。
2022年7月に訪れる己巳の日はいつ?
己巳の日は、60日に1度訪れる吉日。直近では、2022年7月15日(金)が己巳の日です。
ただし、旧暦の6月に当たるこの日は、同時に後述する凶会日にあたるので、注意点をしっかりと認識したうえで金運アップを狙いましょう。
己巳の日にやるといいコト
己巳の日に金運を向上させたいのなら、とにかく弁財天に祈りを捧げるのが良いでしょう。
弁財天を祀っている神社は、日本中にたくさんあります。「弁財天 東京」のように検索して、近くにある弁財天を祀っている神社を探して、訪れてみてください。
先ほど紹介した鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社のほかにも、全国には何箇所か銭洗いができる場所があります。チャンスがあれば、ぜひとも7月15日(金)に訪れて、手持ちのお金をジャブジャブと洗うと良いでしょう。
己巳の日にやってはいけないコト
金運パワーのある己巳の日ですが、太陰暦の未月と亥月の己巳の日は、“凶会日”という凶日になるとされています。そして2022年の7月15日(金)は、未月の己巳の日のため、凶会日にあたります。
凶会日には、“吉事”を避けた方がよいとされています。ただ、神仏に祈りを捧げることは問題ありませんので、己巳の日のパワーがなくなるわけではありません。しかし、この日にお祝いごとをしたり、金運上昇を見込んで大きな買い物や投資をするのは避けた方がいいでしょう。
おわりに
弁財天の持つ金運向上の力は侮れません。そして、お金は求めて行動する人の元にやってくるとも言われます。仕事を頑張るのはもちろんですが、神仏への祈りもすぐにできるお金を求める行動の1つ。
そして、弁財天はお金だけでなく、芸事を司る神様でもあります。お金だけでなく習い事などの芸事の上達を望んでいる人は、それも一緒に己巳の日にお祈りすると良いかもしれませんね。
五十六謀星もっちぃ
10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。
著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)
公式HP:https://motty56.com/、占い師のサロン:https://salon.motty56.com/
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