結婚することになる相手とは、出会った時点で“ビビッとくる”人もいます。結婚とまではいかなくても、付き合う相手に対してそう感じることもあるようです。そういった勘が、男性に働く場合もある。そこで、“この子と付き合うかも……と予感した出会い”について男性たちに話を聞いてみました。
文・塚田牧夫
出身小学校が同じ
「飲み会に参加したときでした。隣に座った女の子と話をしていたら、なんとなく言葉のイントネーションが気になったんです。微妙に聞き覚えのある感じが……。
なんと、地元が一緒でした。さらに聞いたら、出身小学校まで同じ。縁を感じずにはいられませんでした。2学年下だったけど、共通の話がいっぱい。先生の話、校舎の話、話題は尽きず時間が全然足りなかった。
それからも連絡を取り合い、3回目のデートで付き合うことになりました」ユウト(仮名)/31歳
地元が一緒など、そういった共通事項があると縁を感じやすい。さらに偶然性が高いと、その思いはより強くなります。
共通の間違いをおかす
「夏の終わりごろ、何人かでバーベキューをしようってことになりました。“××山でやるから”っていう連絡が来たんです。その地名を知らなくて、てっきり山に登ってバーベキューをするんだと思ってしまった。
当日は、友だちが車で送ってくれるというので、指定された待ち合わせ場所に集合。山登りの格好をしてきた俺を見て、みんなが爆笑していました。しかし、そこにひとり女の子が遅れてきた……。
なんとその子も、山登りの装備。状況を理解し、顔を真っ赤にして恥ずかしがってました。そこでものすごい親近感が湧いたんですよね。一気に仲良くなり、しばらくして付き合いましたね」ヤスオ(仮名)/32歳
共通の間違いをおかすことで、恥を共有した感覚になったのでしょう。親近感が湧いて、急速に距離が近くなるのもうなずけます。
若者が自分たちだけ
「親が2人で海外旅行に行くことになっていました。しかし、母親が都合で行けなくなり、ちょうど休職中だった俺が、父親と2人で行くことになりました。
ツアーだったので、参加者たちが空港に集合。20人くらいの中高年以上の男女が集まっていました。するとなかに、ひとりだけ俺と同じくらいの女性がいたんです。母親との2人旅行だそう。
旅行の間は、その子とよく話をしました。異国の地で出会って、どこか運命的なものを感じてしまった。後半はもう、旅が終わって欲しくない……って思ってましたね。日本に戻ってからしばらくして、付き合い始めました」ヒロヤ(仮名)/28歳
出会うはずもなかった2人。それがしかも、遠く離れた地というシチュエーションが加わることで、運命的だと感じる要素が強まったのでしょう。
“この子と付き合うかも……と予感した出会い”をご紹介しました。
意中の人がいたならば、こういったシチュエーションに誘い込みたいところかもしれません。しかし、状況を意図的に作り上げるのは非常に難しい。“そんな場面があればラッキー”と思う程度にした方がいいかもしれませんね。
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