全国に500店舗近くある「無印良品」のごく一部の店舗でしか買えない、地域・数量限定商品を紹介します。
神奈川県内の36店舗(うち23店舗は横浜市内)で取り扱っている洋菓子「神奈川のミルフイユ」です。神奈川県在住の記者がレビューします。
希少フルーツの規格外品を使用
神奈川県でしか生産していないフルーツ「湘南ゴールド」を使ったクリームと、くちどけなめらかなチョコレートクリームを、サクサクのパイ生地でサンドした洋菓子です。
使用している湘南ゴールドを生産しているのは、神奈川県小田原市で柑橘栽培を中心に300年以上ものあいだ農業を営む「あきさわ園」です。湘南ゴールドは、糖度が高く甘さと酸味のバランスが良い、きれいなレモンカラーと上品でさわやかな香りが特徴です。
流通量が少ない品種ですが、見た目のキズや大きさのために規格外となってしまうものが生産量の1/3にも及ぶそうです。
そんな規格外の「湘南ゴールド」を皮ごと砂糖漬けにしてピューレにし、余すことなく使ったのが「神奈川のミルフイユ」です。横浜市・馬車道に本店を構える洋菓子店「ガトー・ド・ボワイヤージュ」と、無印良品港南台バーズが協力して開発しました。
1箱3個入り(個包装)で620円です。無印良品のネットストアでも取り扱いがありますが、4箱セット(2480円)での販売です。なお、2023年2月16日現在は「在庫なし」となっています。
希少なフルーツを使っているということもあって、1個200円ちょっとと、ややお高めです。
1個は2口サイズくらいの大きさです。パイ生地はサクサクとしていて、間のクリームは湘南ゴールドの風味が強い印象です。
くちどけなめらかで、口の中で爽やかな風味が広がります。甘さもありますが、さっぱりとした後味で上品な味わいです。ぱっと見チョコレートクリームの量が多そうですが、主張は強くなく、湘南ゴールドを引き立てています。
地域限定という特別感もあるので、ちょっとした手土産にもよさそう。神奈川県内の店舗に立ち寄った時はチェックしてみて。
(東京バーゲンマニア編集部 穂高茉莉)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。