神崎 恵さん×プチプラメイク。お気に入りはケイトのアイカラー、ヴィセのチーク！

「トレンドを形にする瞬発力が高いので、プチプラコスメもこまめにチェックする」という神崎さん。大人のメイクに落とし込むときのポイントやこだわりを語ってくれた。

「神崎さん、プチプラ使うんですね！」、SNSでプチプラコスメをご紹介すると、必ずいただくコメントです。いやいやもちろん使います。使います。というか、くだけた言い方をさせていただくと、めちゃくちゃ使いますよ、プチプラ！ だって、このコスパの良さ。トレンドはもちろん、安定の定番色から攻め色までのカラバリは圧巻だし、「そこそこ、それが欲しかったのよ‼」という、かゆいところに手が届く工夫や発見がたんまりと盛り込まれているアイテムは、もれなく爽快感までついてくる。

「ないなら描いちゃえばいいじゃん、涙袋」。「二重をくっきりさせたいなら、これも描いちゃえ二重線」。そんな思いきりの良さと楽しさを気楽に味わえるのも、プチプラの個性であり、魅力だと思う。発色の良さやラメ粒の存在感、メイクの存在感を色濃く楽しめるのもまたいいのよね。天まで伸びるのではないかと思うほど、まつ毛を伸ばすことに全力をかけてくれたり、一糸乱れぬ毛穴レス肌を作り上げてくれたり、そんな潔く熱いメイク魂もひしひしと伝わってきます。挙げたらキリがないほどデキるんです、プチプラは。だから、私はプチプラが大好きなんです。

今回は、そんな珠玉アイテムの中から、かなり気に入っているアイカラーとチークでメイクをしました。ケイトのアイカラーは、発色の良さに透明感が加わり、肌と瞳を美しく引き立ててくれる。加えて、この絶妙なヌードトーンの色並び。深みと透明感がこんなに可愛いお値段で入手できるって、すごい。また、くるんっ。つるんっ。磨き上げたような愛らしい頬に仕上がる、ヴィセのチークの可愛さは間違いない。なんというか、ピュアさが蘇るのですよ。ホントに不思議。プチプラのパワーはここにもあると感じていて。時間が巻き戻されるよう、数年？数十年？の感覚が。だから、顔はもちろん、表情や気持ちまで、ピュア回帰。
選んでいるときのワクワクも、懐かしい味わいで、このどれもがプチプラの楽しい効能です。そう思うと、大人とプチプラっていい関係だと思いませんか？ これからもワクワクやときめきをたーんともらいながら、トレンドにも怯まず挑戦。プチプラの効能を楽しみ続けていこうと決めています。

トレンド要素を盛り込んだキャッチーなプチプラコスメ、大人が使うときに死守したいのが品の良さ。キラキラシャドウは繊細さを重視したいし、チークは柔らかな発色を選ぶのが正解。

a マットもツヤもきらめきも楽しみながら、目元に印象的な奥行きを生み出す。上まぶたはベージュの濃淡で仕上げ、下まぶたにはキラキラシャドウを潜ませて。ケイト バーチャルアイズメイカー OR-1 ￥1540（編集部調べ）／カネボウ化粧品　b 肌にふわっとなじんで、柔らかな血色感をもたらす、ヌーディなアプリコットピンク。頬骨に沿って横長に塗り広げて。ヴィセ リシェ フォギーオンチークス N BE821 ￥1650（編集部調べ）／コーセー

高めの位置から太めのアイロンでカールをつけた、女らしいボリュームヘア。こめかみあたりの毛束をねじって後頭部で結んだ簡単アレンジで、仕上がりに軽さと可愛さがプラスされる。

ファッションは大人の余裕や上質感を表現したいから、鮮やかなブルーのプリントワンピをセレクト。軽やかで透け感のある素材が、夏先取りの涼やかな雰囲気を高めてくれる。

MAQUIA 7月号
モデル・メイク・文／神崎 恵　撮影／魵澤和之〈まきうらオフィス〉　ヘア／shuco〈3rd〉　スタイリスト／松島 茜〈io〉　構成・文／若菜遊子（MAQUIA）
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