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子煩悩でイクメン…不満のない夫と[6年セックスレス]を乗り越えたきっかけ

日本では半数以上の夫婦が陥っているといわれるセックスレス。とりわけ子供ができると、夫婦2人の時間が激減し、いつのまにか性交渉がなくなることも。 今回は、小学生になった子供が3泊4日のサマーキャンプに参加したタイミングで、夫婦でラグジュアリーホテルにステイして、セックスレスを解消した真由さん(仮名:38才)を取材。遠出をしなくてもホテルでバカンス気分を味わう、いわゆる「ホカンス」の非日常空間で、照れることなく恋人気分を取り戻したお話を伺いました。

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小3の子供がいて6年セックスレス

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真由さんと伸一さん(仮名:39才)は、大手メーカー勤務のパワーカップル。共に理系で同期入社ですが、大学を1年浪人した伸一さんが1歳年上。部署や棟は違うものの、同じ本社に出勤をしています。
子供は、小学校3年生の陽太くん(仮名)が1人。今春、実姉が40歳で2人目を出産した真由さんは、「もう1人くらい子供がいてもいいかな?」と思うことがあるそうです。 しかし、現状はセックスレス。陽太くんが2歳になる頃、タイミング法での妊活に挑戦してセックスレスが一時的に解消したものの、真由さんの育休が明けると同時に再びレス状態に陥り、もう6年間も性交渉がありませんでした。

子煩悩な夫。夫婦仲はいいけれど…

夫婦仲は「どちらかというといい方だと思う」と話す真由さん。子育て中のため短時間勤務を申請している真由さんのみならず、在宅勤務が多い伸一さんも積極的に育児や家事に参加しています。
基本的にその日に手があいている方が夕食を作るルールですが、習い事の送迎の関係で普段は伸一さんが作ることが多く、助かっているそう。夫婦ともに不機嫌になる程度の軽い喧嘩はありますが、声を荒げるようなことはありません。
ぜんそくの持病があり疲れやすい伸一さんは飲みに行くのも付き合い程度で、「いつもだいたい家にいるイクメン」。家族には「お笑い番組」という共通の趣味もあり、笑いの絶えない明るい家庭を築いています。

しかし、伸一さんは「顔は真由さんに似て性格は自分にそっくり」な陽太くんに夢中で、義理の母に「女の子だったら真由さんは子供に嫉妬をしていたんじゃない?」と言われたことも。
関西出身の伸一さんは冗談を言うことが多いタイプですが、陽太くんがまだ3歳の頃に「ママと結婚する」と言った時は、「だめやで、陽太はパパと結婚するから」と宣言。真由さんは「そこは普通、『ママはパパと結婚している』じゃないの?」と苦笑したそうです。

姉が高齢出産をしたことで一念発起

2人目を考えていなければ、「このままセックスレスでも充分幸せ」と思っていた真由さんですが、姉が高齢出産をしたことに刺激を受けて一念発起。
ちょうど陽太くんが学童のサマーキャンプで留守にするタイミングに、伸一さんの誕生日が重なったこともあり、自身のお小遣いで誕生日プレゼントとして『星のや東京』を予約します。
ちなみに真由さんと伸一さんは結婚前に婚前カウンセリングを受けて話し合い、毎月お互いが決められた金額を共通口座に入れる(給料の変化で額や割合を決める)方法で、財布を別にしています。

ラグジュアリーホテルの後押しでレス解消

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独身時代に『星のや軽井沢』に宿泊してリゾートを満喫した経験を持つ真由さんと伸一さんですが、会社からのアクセスもいい都心の癒し空間で、いつになくリラックス。広々としていて和の趣向を凝らしたインテリアが優雅な部屋で、軽井沢に旅行した恋人時代を思い出します。
和の食材とフレンチが融合した目にも楽しい料理を食し、お酒に弱い夫婦にもお勧めの口当たりの良い日本酒を選んでもらって少量飲むと、自然と良い雰囲気に。
口には出さないものの「高いお金を出して宿泊したのだからロマンチックな雰囲気にならないともったいない」という意識も働き、スキンシップも増えて自然とセックスレスも解消しました。

夫婦で話し合い体外受精に挑戦することに

食事の時には、普段は飲まないお酒の力もあってか、話しにくかった「妊活」についても話し合うことができ、真由さんと伸一さんは後日、不妊症・不妊治療専門の病院を訪れることに。妊活はセックスレスとはまた別の問題として切り分け、体外受精に挑戦することになりました。
自宅では今もセックスレスのままですが、特に不満はなく「また、恋人気分に浸りたくなったらホカンスに出かけよう」と思っているそうです。

取材/星子 編集/根橋明日美 イメージ写真/PIXTA

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