みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。弁の立つ男との言い合いに負けて悔しい思いをしたことを……。もちろん例外はありますが、どうしても男性のほうが理論思考型なので、感情的になりやすい女性がモヤモヤして終わるといった図式でケンカが終わることは多々あります。そんなとき「もっと上手に自分の気持ちを相手に伝えられたら」と、思いませんか? そこで今回は、口達者な男性との言い合いに負けないためのテクニックをご紹介します。
「ちょっと待って」と考える時間をもらう
【リアルな夫婦生活】vol. 104
弁の立つ男性は、その場の状況に応じて何をどう言えば良いのか素早く理解できる方です。いわゆる情報処理能力が高いのですね。なので、相手の思うがままに言いくるめられてしまうほど、彼優勢の状態になります。一度、その悪循環を打開するために、こちら側の考える時間をもらいましょう。
もし何か意見を求められたら、勢いに任せて反論するのではなく「少し考える時間が欲しい」「頭の中で整理するからちょっと待って」と伝えましょう。話のわかる方なら、その時点でちゃんと待ってもらえます。
あなたのペースに合わせようとせず「すぐ理解しろよ!」的なことを言う男性はそもそもで、お付き合いを続けるに値するのか疑問が浮かぶところです。そうでないことを願って、まずはこちらのペースを守るためにも「時間をください」とひと言伝えてみましょう。
「私はこう感じたんだよね」と冷静に伝える
口の上手な男性は、ケンカをケンカと思いません。建設的な話し合いをしていると考えているほうが多いので、聞こえ方が非常に冷たく感じられることがあるでしょう。さらに、問題が起こってしまった状況に対して自分を正当化することが得意。
一見、非常に的を射た意見を言うので話していくうちに「あら、私が悪いのかしら……?」と思ってしまいますので気をつけて。
トラブルを解決する場合は、どちらが悪いかを決めることが大事なのではなく、お互いに何をどう感じたかを話し合うことです。「あなたは正しいかもしれないけれど、私はこう感じたの。それが悲しいの」と落ち着いて伝えることで、相手も自分を正当化するようなことをこれ以上は言えません。
仕事ではないので、問題の所在を話してどちらが悪いかを擦りつけあうことなく歩み寄れるよう、決めのひと言で状況改善をしていきましょう。
「どうすれば、より良くなれる?」と前向きな提案を
うまく問題が解決しない、お互いになかなかわかり合えない。悪いと思っても謝れないといった場合は伝家の宝刀なるこのひと言を使いましょう。「どうすれば、私たちは良くなれる?」です。
このひと言には相手との前向きな未来を考えたいというアナタの意図が込められています。さらに自分が悪いとも相手が悪いとも主張していませんので、相手もこのひと言に対して何か反論をしようという気にはなりません。
このセリフの次に、彼がアナタに「こうして欲しい」と何か要望を伝えたとしたら、その要望に答えられる範囲で歩み寄ってください。代わりにアナタもまた、彼に改善して欲しいことをできる範囲のなかで求めてみましょう。
この3つの言葉でうまくいくことがある
理論派の方が、相手を言い負かそうとする姿はときにモラハラにも見えるような怖さがあります。もちろん、話し合いで解決できる人もいれば、どんなに歩み寄っても理解してくれない人もいます。
一概にこうすれば絶対にうまくいく!......といったものではありませんが、うまく自分の気持ちを伝えられないという方は、とくにこの3つのフレーズを意識して伝えてみてはどうでしょうか。
本来あるべき建設的な話し合いは、どちらかが言いたいことを我慢するものではありません。お互いに伝えたいことを伝え、冷静に受け入れあえる関係を目指したいものです。