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[勝間和代さん直伝!タイパ10倍アップの方法] 効率化が加速する「働き方10カ条」を指南

仕事のタイムパフォーマンスを意識する上で、日々の習慣や意識もガラッと変えたという勝間和代さん。今回は、効率化が加速する【働き方10カ条】を指南! ツールとともに真似すれば、「時間リッチ」に一歩前進!

効率化が加速する【働き方10カ条】

《1》長時間労働は絶対しないと決意するべき

「長時間働けば働くほど体力も気力も落ち、パフォーマンスも低下するという悪循環に陥ります。かつての私自身もそうだったように、長時間労働の主な原因は、仕事量ではなく効率の悪さ。つまり自分で改善できるので、テックの見直しや、日常の時間管理から始めてみましょう」

《2》慣れや飽きを肯定する

「慣れや飽きを理由に転職する人もいますが、個人的にはもったいないと感じます。慣れてスイスイ仕事ができるのは、それだけ熟練したという意味で、これまでの時間の投資の成果ですから。効率よく仕事をこなして浮いた時間をインプットに使えば、新しいアイディアが見つかるなど、さらなる向上と将来への投資につながりますよ」

《3》時間割引率の高いことはやらない

「時間割引率が高い行動とは、後になって困る結果を招く行為のこと。その代表例が、飲酒や喫煙で、現在の快楽のために未来の時間と健康を犠牲にしているといえます。ストレスを発散したいなら、健康改善や老化の防止につながる運動がおすすめ。時間割引率が高い行動は極力削って!」

《4》気力配分を意識する

「体力と同じで、モチベーションを常に一定に保ってまる一日を過ごすことは困難です。ハードな仕事やクリエイティブな作業は、気力がみなぎっている午前中の間に。疲れが出てくる夕方や夜には、さして気力を必要としないルーティンワークを行いましょう。疲れたら仮眠をとるのも効果的」

「自宅での仕事中は適度に体を動かしてリフレッシュ。座ったまま1時間がたつとスマートウォッチが注意してくれます。趣味のゴルフのフォーム練習をしたり、ヨガマットを敷いてストレッチをしたり。薄いヨガマットは体が痛くなってしまうため、厚いものを買い直しました」

《5》睡眠時間をいちばんに確保する

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「睡眠の時間や質は、起きている時間のパフォーマンスに直結。睡眠時間を削ってまで働くのは、日々の時間を無駄に使っているも同然です。私はどんなに忙しくとも一日7〜8時間は寝て、スマートウォッチで睡眠管理もしています」

《6》スマートウォッチで時間を計る

「私は仕事や料理など、日常の行動一つひとつをスマートウォッチのタイマーで計り、時間を管理しています。集中力が上がりますし、自分の行動にどれくらい時間がかかるのかがわかり、予測して行動するスキルも向上。電車に乗ったときも、降りる時間にアラームを設定しておけば、読書や動画観賞に熱中でき、時間を有効活用できます」

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早く始めた分だけ、時間リッチになれる。未来への投資です! できそうなことからひとつでも取り入れてみて

《7》勇気を持って手抜きする

「時間を大事にするためには、物事の優先順位をつける必要がありますよね。今やるべきこととやらなくていいことを区別した際に、やらなくていいことを切り捨てるイメージです。“念のため”に行う保険仕事も捨てるひとつ。仕事の進め方も同じで、最初から完璧に仕上げようとすると、膨大な時間がかかります。70〜80点のクオリティを目指し最後に必要なものだけブラッシュアップするほうが、気力も継続し、結果的に効率が上がりますよ」

《8》時間泥棒を撃退する

「時間泥棒の例は、ダラダラとドラマやスマホを見る行為。これら受動的な行動は1円も収入をもたらさず、能動的な行動のような充実感も得られません。たった30分と思っても、一日を1000分に換算すると3%にも及びます。本当にその価値があるのか、一度、考えてみましょう」

《9》遊ぶほど仕事がはかどる

「仕事時間が半減して遊ぶ時間が増えたところ、これまで思いもつかなかったアイディアがパッと浮かぶようになりました。その結果として、タイパや仕事の工夫もやりやすくなり、ますます仕事の効率がUP。遊びとは様々な情報を自分の中に取り入れて、新しい発想に転換していくインプットな作業。それが充実すればするほど、アウトプットの仕事もアップグレードするのだと学びました」

《10》成果報酬型の仕事を意識する

「短い時間で高い収入を得るためには、月給など固定額をベースとした仕事を続けていると限度があります。一方で、私にとってのYouTube動画制作や原稿執筆などの成果報酬型の仕事は、時間と収入のバランスを自分でデザインできる。自分の好きなように生きられること以上に豊かなことって、ないですよね? そのためにも今から効率よく仕事をして、将来に向けて時間を投資し、未来設計をしてみてください!」

撮影/藤澤由加 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA202310月号掲載

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