秋になると、メイクやファッションといっしょにリッチな香りを纏いたくなりますよね。
フレグランスメーカー「フィッツコーポレーション」では、今注目のシャルドネの香りアイテムが3ブランドから10月1日より数量限定で発売されています。
そこで今回は、3つのブランドのプランナーによるスペシャル対談を決行。
それぞれのブランドについてのお話、秋のトレンドである"シャルドネの香り"について、3名の和気あいあいとした掛け合いと共にお楽しみください。
▲左から順に仲井さん(ライジングウェーブ担当)、寺井さん(ヴァシリーサ担当)、青山さん(レールデュサボン担当)
まずはそれぞれがどんなブランドなのか教えてください。
青山:レールデュサボンは上質なせっけんの香りというテーマでフレグランスを中心に展開しているブランドです。
香水だけでなく柔軟剤やファブリックスプレーなどのアイテムまで幅広く取り揃えているライフスタイルブランドというところが特徴です。
せっけんの香りをはじめとして「誰からも好まれる香り」を追求しており、男女問わず幅広い世代の方にご愛用いただいています。
寺井:ヴァシリーサは一言でいうと、芯を持って生きる現代女性のためのフレグランスブランドで、長い間香水を中心に展開してきています。
特徴は他の2つのブランドと比べて、展開している香りの系統に幅がある点です。
初めて香水を使う人はもちろん、香水やフレグランスアイテムをいくつか持っている人でも楽しめるような香りのラインナップになっています。
仲井:ライジングウェーブは、日本人のための香水をテーマに生まれたメンズフレグランスブランドです。人とのほどよい間合いを大切にする日本人のために、自分だけでなく、周りの人からも愛される清潔感のある香り作りにこだわっています。そのため、メンズフレグランスでありながらもフルーティーフローラルのフレッシュな香り立ちが特徴です。
ーシャルドネの香りや香水は一般的にはあまり知られていないと思うのですが、今回秋の限定商品をシャルドネにこだわった理由を教えてください。
寺井:もともと白ブドウの香りには注目していました。お菓子などでも白ブドウのフレーバーは人気が出るように、白ブドウの香りはみずみずしさと上品さの絶妙なバランスが取れていることから、日本人にはよく好まれているんです。
最近だと、白ブドウ関連のお菓子やお茶の限定品なども発売されたりしていて、そういったところからも、今のタイミングで白ブドウを出すのがいい!と思ったんです。
もう一つが、ただの白ブドウではなくて、シャルドネが一番フレグランスにぴったりだったからです。
白ブドウって食べて味わうことが多いと思うのですが、そんな白ブドウの中でも香りでも楽しむことができるのがシャルドネだったんです。
また、シャルドネが一年の中で一番香り立ちが良くなるのが秋なので、今回はこの秋の時期にシャルドネの香りに注目しました。
ーシャルドネの香りの商品を企画してみて、魅力に感じた点や苦労した点は?
寺井:シャルドネって育つ環境や熟成の方法で、すごく香りが変わるんです。なので、いい意味でこれがシャルドネだ!みたいな決まり切った枠がないところが魅力的なポイントでした。例えば、寒い地域で育ったらキリっとした香りになるとか、樽熟成だとナッツのような香りになるとか。
だからこそ、それぞれのブランドのお客さまにぴったり合うような、それぞれのブランドの世界観に合わせたようなアレンジをして、お客さまが使いやすいように香りを作っていく点に苦労はしましたね。
ー改めて、秋から展開されるアイテムのコンセプトと香りの特徴を教えてください!
青山:レールデュサボンのコンセプトは「一日の終わりのリラックスタイム」です。
レールデュサボンの秋冬限定ラインは”お家の中でゆっくりと時間を過ごす ”情景を表現するというテーマがあり、それとシャルドネの贅沢感をかけ合わせたのが今回のコンセプトなんです。
名前を「フルーツフルデイ」にした理由ですが、”Fruitful Day”は日本語で”実りある1日 ”という意味で、シャルドネの「実り」と「たくさんのことがあった充実した1日」をかけているんです。
レールデュサボン フルーツフルデイのストーリーは「たわわに実る秋の果実のように、たくさんのことがあった一日の終わりには、自分を労わる安らぎの時間を。その日の素敵な出来事を振り返りながら「今日も充実した1日(Fruitful Day)だった」と心が満たされる。」です。
香りはシャルドネにティーの香りをかけ合わせています。
レールデュサボンが展開する「せっけんの香り」は日本では王道の香りで、その安心感から購入されるお客様も多いです。
その特徴を大切にし、トレンドに対して少し抵抗があるようなお客さまでも、最近流行りのティーと合わさったシャルドネなら自分でも使えそう!と思っていただけるようこだわったので、日常使いしていただけるといいと思います。
寺井:フルーツティーの香りって色んな種類があるけど、レールデュサボンの香りはきゃぴっとしたフルーツというよりブドウの中でも高級感があるシャルドネの落ち着いた感じが出ていてすごくいいよね。
青山:そうなんです!白ブドウってジューシーな夏らしい感じになりがちなんですけど、温かい紅茶(ティー)と合わせることで、「一日の終わりのリラックスタイム」というコンセプトに合った秋らしい落ち着き感を演出したのがポイントになっています!
寺井:ヴァシリーサからはボディミストと香水の2つを別の香りで出しました。
これまでボディミストは若い世代の女性を中心にご愛用いただいていることから、シャルドネの香りもカジュアルに使いやすく気負いせずに使えるように仕上げました!
落ち着いたシャルドネコットンの香りというのをコンセプトテーマにしております!今の若い世代の人たちって明るくてはじけるような香りもそうなんですが、それよりも落ち着いた香りとか大人っぽい香りを求めているんですよね。
今回はボディミストでカジュアルさはありますが、香り自体は落ち着きを持たせるために柔らかいコットンの香りを追加しました。
ヌード ワン シャルドネ オードパルファムは、先ほどのボディミストより少し大人な女性をメインターゲットにしていて、「リッチで甘美なヌード ワンの香りを通して、シャルドネの芳醇で濃密な甘さを表現」することをテーマとしています。
コンセプトは「芯を持って自分の人生を切り拓く現代女性のための、贅沢なご褒美」をイメージしているので、シャルドネはもちろん、お菓子などのおいしそうな甘さなど温もりを感じるような香りになっています。
青山:プレスの方を中心にお招きした新商品発表会では、普段から香水がすごく好きな方はヌード ワン シャルドネが一番本格的な香水らしくて好きという声が多い印象でした!
逆に香水にあまり馴染みがない方はボディミストを気に入ってくださいましたね!
寺井:そうなんです。そう言ってもらえて嬉しいです。
仲井:ライジングウェーブは、ブランドのテーマである「自分だけでなく、周りからも愛される香り」をもとに、今回はシャルドネの香りを作りました。
もともとライジングウェーブのフリーシリーズというのは空と海をテーマにしてコンセプトを作っており、今回はシャルドネ畑と海をかけ合わせたコンセプトにしました。
「遠く離れた海岸から届くのは、すっかり冷え切った軽やかな秋風。風に揺られたシャルドネ畑がまるで水面の反射のようにキラキラとシャンパンイエローに輝く。」という情景をイメージしてデザインや香りを作っています!
ライジングウェーブはさわやかな香りを特徴としており、今回はその特徴を存分に出そうと考えて、思い切ってフレッシュな香りにしました。
シャルドネって聞くと、ジュースっぽさがあったり、女性らしいイメージがあるのかな?と思う方もいらっしゃいますが、ペアーやオレンジで爽やかさを演出しつつ、メンズフレグランスでよく使われているゼラニウムを入れて、ユニセックスだけど、メンズ寄りな香りを作るのを意識しました!
寺井:パッケージもとっても良いですね!
青山:ライジングウェーブは4つの香りの中で一番「THEシャルドネ」と感じさせる香りなので、爽やかな果実感やジューシーさに、「シャルドネだ!」と一番お客様が思うのがライジングウェーブのシャルドネだったのかなと思います。
仲井:その点でいうと、シャルドネの香りをつくるときにすごく苦労したのが、フレーバーっぽいブドウ(ガムやジュース感)が出てしまうことでした。
お菓子っぽくならずに香水らしい香りに仕上げるのが一番難しかったです。
寺井:ブドウとは分かるけど身体にも付けたい香りにするのが結構難しかったですよね。
青山:そうですね、3ブランドとも何度も改良して今の香りに辿りつきました!
ーヴァシリーサはヌード ワン シャルドネとシャルドネコットン ボディミスト2つの商品が展開されていますが、1つのブランドでコンセプトや香りの印象がまったく反対のフレグランスを作ろうと思った理由はありますか?
寺井:ヴァシリーサのブランド共通のテーマとしては「芯をもって生きる現代女性のフレグランス」なのですが、それぞれのお客さまに合わせて、香水とボディミストをずっと並行して販売してきました。その方々に向けてそれぞれ合った香りを企画することで、シャルドネの香りを幅広い女性に楽しんでもらいたいと思ったんです。
仲井:ヌード ワン シャルドネの香水は特徴的で、使う人や好みがしっかりと確立されている香り。その点、シャルドネコットン ボディミストは使いやすく、また、男性からも、「女性が付けていたら好き」という意見が多く、とてもいいなと思いました。
ペアーの果実感でシャルドネだと分かるんですけど、爽やかでフレッシュ感もあってというところのバランスがとてもお気に入りポイントです!笑
寺井:ありがとうございます!本当にそうなんです。ペアーやレモンだけだとかなり爽やかさに特化した香りになると思うんですよ。今回はラストにムスクやバニラを加えることで、落ち着き感を演出しました。
仲井:「シャルドネコットン」という名前も良いですね!ふわふわ感が伝わってきます!笑
寺井:ありがとうございます!笑
ーそれぞれどのような背景からデザインを考えましたか?
青山:レールデュサボンはマスカットとシャルドネで差別化を図ろうと、色からかなりこだわりました。マスカットってすごく青みのある黄緑色なんですよ。その点で、シャルドネは黄金色に光って美しく実るような感じをイメージさせる色なので、レールデュサボンではそれを渋い黄緑や黄金色のパッケージで表現しました。
そこは3ブランドともこだわったポイントだと思います!
寺井・仲井:そうですね!
青山:定番品がもともと海外感のあるデザインだったので、ぶどう柄も少しアンティーク調の柄にしてコフレをイメージさせるような冬っぽい感じも意識しました。
また、定番品のレールデュサボンはクリアなボトルですが、今回は曇りガラスを連想させるようなデザインにしました。秋冬限定ラインが「寒い日に暖かいおうちの中でゆっくり過ごす」というコンセプトなので、外気との温度差で窓が結露で曇るような情景をイメージしていただけると嬉しいです!
寺井・仲井:そんな背景があったんですね、初めて知りました。笑
寺井:柄もヨーロッパの庭園っぽくてかわいいですね!
青山:本当ですか?そう言っていただけるとありがたいです!
寺井:ヴァシリーサはヌード ワンの特徴的な三角形ボトルを踏襲しています。プレート風ラベルとパッケージには、少しアンティークで大人っぽい、絡みつくような魅惑の香りを放つシャルドネがデザインされています。
パッケージには、香りに誘われてやってきた蜂が隠れています。
仲井:とても面白いパッケージですね!
仲井:ライジングウェーブの今回のデザインは、シャルドネ畑の中をイメージしており、パッケージには葉っぱの模様が入っていて、ボトルはシャルドネの実だと想像していただけるよう作りました。
葉っぱの中に実が隠れているような…分かりますか?
寺井:分かります!そんな背景があったんですね。シャルドネ畑の中で葉っぱがキラキラと輝いているのが想像できます!
仲井:ロゴに関しても、定番品は白色のロゴなんですが、今回はシャルドネ畑の芳醇さや熟れた感じを表現したかったので、ゴールドにしました!
ーそれぞれのブランドのシャルドネの香りを使う時のシーン別の楽しみ方を教えてください!
青山:レールデュサボンはコンセプトが「一日の終わりのリラックスタイム」なので、忙しい日々の癒しの時間の中で、頑張った自分を労わるように使ってほしいなと思います!
寺井:ヴァシリーサは、定番の香りは自分が芯をもって進むために、それを後押しするようなフレグランスが多いですが、シャルドネは贅沢な感じなので、ご褒美として使ってほしいです!
仲井:ライジングウェーブはどの香りも爽やかで「夏」ってイメージがあると思うんですが、今回は「秋っぽく」しっとりとした爽やかさを持ちつつフルーティな香りにしたので、秋でちょっとお出かけするときや気分を切り替えたいときに使ってみてください!
素敵なお話を聞かせていただきました。
こちらの商品は現在数量限定で発売中です。是非お手に取っていただき、秋のシャルドネを お楽しみください!