こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。大人のメイクでは、さまざまな葛藤が起こるもの。「ナチュラルメイクのほうが若く見えそう」「しっかり塗らなきゃカバーできない」など、ベストな方法がわからずお悩みではありませんか?今回は老け見えが気になる方に知っていただきたいメイクのお直しポイントをご紹介します。
お直しポイントはこの3つ!
メイクで大切なのはバランスです。まずは、全体を見てお直しポイントをチェックしましょう。
1:全体は下地のみ、目元は厚塗りのアンバランスなベースメイク
2:時代を感じさせる濃い斜めチーク
3:ナチュラルすぎる淡いリップ
いずれも濃すぎたり薄すぎたりすることで、老けて見える要素の多いメイクとなっています。ポイントごとにお直し方法を見てみましょう。
1:全体は下地のみ、目元は厚塗りのアンバランスなベースメイク
コロナ禍のベースメイクで流行したのが、全体はトーンアップ下地のみで、気になる部分にコンシーラーを重ねるようなメイクです。
全体の厚塗りを避けつつ、肌印象を整えられるというメリットのある方法ですが、これはマスクで大半を覆うことを前提としたメイクといえます。
マスクを外した状態だと、下地のみの部分と目元のコンシーラーを塗った部分との肌印象のギャップが強く感じられます。また、下地のみの部分から生活感が漂い、コンシーラーの部分からはシワっぽさや厚塗り感が出て、両者が互いに悪い意味でギャップを引き立ててしまいます。
大人の肌にトーンアップ下地だけのメイクは素肌っぽさが強すぎるので、ファンデーションを薄く重ねましょう。これだけで肌全体の色ムラが均一に整ってきれいに見えます。コンシーラーで厚くカバーするよりも、結果的に簡単で美しい仕上がりになるでしょう。
2:時代を感じさせる濃い斜めチーク
チークを入れるとき、濃く斜めに入れていませんか?顔をシャープに見せたい方から好まれる方法ですが、塗った部分が悪目立ちしやすいため時代を感じさせる原因になります。
時代を感じるメイクは、老けて見られる原因に。チークの入れ方を変えて、若々しい印象に近づけましょう。
若々しく見せるなら、チークは薄く広くふんわりと入れるのがおすすめです。塗った部分の境目がわからないようにぼかすと、内側からにじみ出るようなツヤと血色感を演出できます。
3:ナチュラルすぎる透け感リップ
濃いリップだと目立ちすぎたり老けて見られる気がしたりして、淡い色を好む方が少なくありません。しかし、ナチュラルすぎるリップのほうが、血色のない口元に違和感を感じられるかもしれません。
年齢を重ねると、どうしても唇の血色が悪く見えるもの。若い頃には似合っていた淡くほんのりとしたリップや透け感の強いリップでは、血色不足をカバーするのが難しくなります。
透け感のないリップやセミマットなリップは、唇の色をカバーして若々しい印象を演出します。やや深みのあるローズ系のカラーは、大人の口元を上品に花やげてくれるでしょう。
老け見えの原因は塗りすぎ?薄すぎ?プロが教えるメイクのお直しポイント3つをご紹介しました。
よかれと思っていたメイクが、逆効果になっていることは珍しくありません。今回ご紹介したメイクに心当たりのある方は、お直し方法を試してみてはいかがでしょうか。