体の健康管理について、様々な情報があるなか「性のお悩み」だけは…正解を見つけづらい…家族や友だちにも聞きづらいし、誰に相談したらよいかもわからない。そんなストレスを抱えることはありませんか？このコーナーでは、セックス、セルフプレジャー（マスターベーション）、カラダや性にまつわる読者のお悩みに、性の専門家として活動する４名のスペシャリストがリレー形式で回答！自分らしいセクシャルウェルネスを探求する、きっかけにしてみて！
Q.夫と長い間セックスレス。スキンシップもなくて…寂しいと伝えたら一蹴された。性欲が強い方ではないけど、全くないのは悲しい。 話し合おうとしても相手にされない場合、どうしたらよい？（50代前半・女性）
まず、寂しいという本音を伝えられたことに拍手です！
本音を伝えるのって勇気がいりますよね。あなたの感情を真剣にとらえてくれない相手なんて、すぐにポイ！…と言いたいところですが、それもなかなか難しいので以下のポイントを参考にしながら行動してみてください。
わざわざ時間を取って、ちゃんと話がしたいと切り出してみる
あなたの真剣さが伝わっていないか、あるいは相手が恥ずかしさを感じているのかもしれません。
流れで話し合うのではなく、「性生活のことを話し合いたいから時間をください」とセッティングしておくことで真剣度が伝わります。そんなに悩んでたの？！と、相手は目から鱗の気持ちかもしれませんよ。
あなたはどうしたい？と聞いてみる
寂しい、悲しい、と自分の気持ちを伝えるのももちろん大切ですが、「こんな自分が不甲斐ない...」と自己嫌悪に陥らせてしまい、ますます性の話を避けるようになったら本末転倒！
ふたりの今後のために、お互いを尊重したい。あなたがどうしたいのか、聞きたいんだ。と、相手に歩み寄る姿勢も伝えてみましょう。
アサーティブに意見を伝える
アサーティブコミュニケーションとは、お互いの意見を尊重しながら、率直に伝え合う姿勢のことです。ふたりにとっての"落とし所"を見つけるために、以下の項目に沿って提案をしてみてはどうでしょうか？
前提：ふたりがこれからもずっと仲良く一緒に過ごしていくために
事実：性生活が⚪︎年以上ない。話し合いができてない。
認知：まったくないのは悲しい、寂しい。相手にしてもらえない感じも辛い。
提案：以前は晩酌後にセックスをしてたので、まずは晩御飯後に、定期的におしゃべりする時間からつくるようにする（案）
イラスト／鈴木七代
いい落とし所が見つからなかったら、根気よく意見を出しあってみてください。応援しています！
今回教えてくれたのは…
ラブグッズプロデューサー なつえり
1991年生まれ、通称バイブ姫。自分に自信がなく、依存・束縛・浮気を繰り返すこじらせ恋愛やセックスレスで悩んできた経験から、性生活を楽しむヒントを伝える公認ラブライフカウンセラー®️に。ママ向け性教育ワークショップ「Oya.Co（おやこ）」を定期開催。ラブグッズを年間100個以上試すアイテムプロデューサーとしても活躍。アイテムをおすすめする個人ブログは月間15万pv、Twitterフォロワー1万人。早稲田大学法学部卒、日本性科学会員。
