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縁結びのご利益も!? 関東でも指折りのパワースポット・秩父“三峯神社”の魅力

関東でも指折りのパワースポットといわれる、秩父の三峯神社。秩父神社、寳登山神社とともに秩父三社に数えられる三峯神社は、秩父の中心地から車で1時間以上かかる、標高約1100mの山間に位置しています。由緒は古く、景行天皇の命で東国平定に遣わされた日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が三峯の清く美しい山川を見て、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉册尊(イザナミノミコト)を偲んで創建したのがはじまりとされています。

【秩父】三峯神社

神社の参道をまっすぐ進むと全長5.5mの日本武尊の銅像に行き着きますが、境内を歩いていると狛犬ではなく狼が鎮座しているのも日本武尊が狼に道案内されて三峯に辿り着いたという伝説によるもの。日本武尊にまつわる言い伝えがこのようにして今もなお色濃く残っているのも、三峯神社が神秘的に映る理由の一つなのかもしれません。

境内中腹の隨神門を抜けて灯籠に沿って歩くと拝殿に到着。青銅でできた重厚な鳥居や、彫刻が見事な八棟灯籠は木製で、どちらも他の神社ではなかなかお目にかかれないようです。

一段一段石段を上がり青銅の鳥居を抜けると、拝殿の左右に2本の大杉が聳えていて、大地のエネルギーを感じるような圧巻の迫力でした。この大杉は、鎌倉時代の武将・畠山重忠が植樹したとされている、三峯神社のパワースポットの一つ。

春日造りの拝殿を拝んだ後は、社殿から少し離れた場所にある「えんむすびの木」を目指します。2本の木が夫婦のように仲良く寄り添っていることが、縁結びのご利益があるといわれるゆえん。アニメ風のタッチで絵馬に描かれた伊弉諾尊と伊弉册尊がかわいくて印象的でした。最後は奥宮を拝む遥拝殿へ。ここは、境内で唯一、下界を一望できる場所。いろんな表情を見せてくれる山奥の境内で、マイナスイオンと“気”をたっぷり浴びることができました。

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境内参道を歩いていくと左手に見える隨神門。杉並木の奥に立派に佇む。

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隨神門を抜けても続く灯籠。

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八棟灯籠は、珍しい木製。

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拝殿の手前に立つ青銅の鳥居。「國家安穏」「天下泰平」と刻まれている。

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「小御影守」。災いから狼が守ってくれる、災い除けのお守り。

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遥拝殿から眺める秩父の山々。遠くには秩父市街を望める。遥拝殿は妙法ヶ岳にある奥宮の遥拝所。

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社殿から歩いて数分に位置する「えんむすびの木」。

秩父市三峰298‐1 TEL:0494・55・0241 アクセス/西武秩父駅から西武観光バス急行便で約75分

※『anan』2024年1月24日号より。写真・中村香奈子

(by anan編集部)

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