京都旅行に来たなら、昼の神社巡りもよいけれど、夜のグルメや夜景も堪能したいもの。せっかくの旅先でのディナーシーンなら、その場所にふさわしいメイクで、日中に崩れたメイクもお直ししたうえで行きたいですよね。最小限で持っていった旅先でのコスメアイテムの使い方をひと工夫して、ディナーに映えるメイクにアレンジするポイントをご紹介します!
基本の京都顔をほんのり色っぽくアップデート
京都散策に合う昼メイクはフォギーな肌に合わせて、アイメイクは控えめに、リップでツヤを足して爽やか上品に仕上げていました。夜はよりグッと大人っぽさを強調するために、目元の陰影をプラスする代わりに唇をマットに仕上げ、上気したような血色を頬に潜ませて。
昼の京都顔にプラスしたコスメはこちら
1.ゴールドと華やかなピンクの合わせが和の装いにも合う。単色ならふわりと淡く色づき、重ね使いで奥行のある目元に仕上がる。ポーラ B.A 3Dオアシス アイカラー 03 ¥7,700(ポーラ)2.竹炭のようにどこか和の雰囲気のある凛々しいブラック。目元に馴染み、落ちにくいのにぬるま湯でオフできる。UZUアイオープニングライナー ブラック ¥1,694(UZU)3.自分の唇の色のようにナチュラルになじみ、自然に輪郭をオーバーに拡張できる。MAKE UP FOR EVER アーティストカラーペンシル 602 ¥3,080(メイクアップフォーエバー)4.フォギーな肌に重ねても、ベタつかずにつけ心地が軽やか。保湿成分入りだから潤いを守りつつ、光沢感を出す。フジコ 水彩チーク02 ¥1,760(かならぼ)
1.目元をグラデアイに変えて奥行感をUP
昼の京都顔では、シャドウの右上のゴールドと左下のピンクを混ぜてアイホールに重ねて肌に溶け込ませ、ふっくら張りのある目元に仕上げていました。しっとりした印象に仕上げたい夜の京都顔では、その上から同じ色を目のキワから二重幅より少し広めに2回ほど重ねて奥行を出し、目尻側は少し外側にボカして。
2.下まぶたに締め色をのせてシックな印象に
右下のブラウンを細く下まぶたのキワにラインっぽく入れることで、よりシックな目元に。
3.アイラインをしっかり入れて目力を強調
黒目の始まりから目尻まで、まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにチョンチョン塗りします。目尻は伸ばさず自然に目幅にアウトラインを入れることで、知的な印象をキープ。
4.チークは眉山の延長上に丸く入れて
リキッドチークを指先に少量取り、眉山の延長線上の頬骨ラインに丸くボカします。黒目より外側に入れることで大人っぽさを出しながら、丸く入れれば女性らしい印象も両立。
5.唇はリップライナーで全体を塗りつぶす
昼のオイルティントで残っている赤みの上から、リップライナーで輪郭から内側全体を塗りつぶしたら、指でトントンと軽く馴染ませます。ツヤが消えてソフトマットな質感になり、グッと大人な表情に。
教えてくれたのは……ナディアさん(ヘア・メークアップアーティスト)
その人だけの美しさ、魅力や女性像を、細かな技術で力強く引き出していく「NADIAメーク」やニュアンスのあるヘアスタイルが得意。年齢を重ねるごとに変化していく、ありのままの自分を愛おしく思えるメークを提案。スキンケアからフルメークまで学べるオンライン講座も大人気!
【衣装クレジット】
ベスト¥20,000(バナナ・リパブリック)イヤリング参考価格バングル¥4,620ゴールドリング¥13,200シルバーリング¥13,200(すべてアビステ)
撮影/楠本隆貴〈人物〉、前 千菜美〈静物〉 モデル/田村るいこ ヘア・メーク/ナディア スタイリスト/中村智香子 取材/門脇才知有 編集/浜野彩希