汗をかく運動会や遠足はもちろん、普段の登園や登校にもに欠かせないという家庭も多い、子どもの「水筒」。中身は水か麦茶が多数派ながら、ルイボスティーなどを選んでいる人を発見!そんな「非・水か麦茶派」の方がどんな飲み物を水筒に入れているか聞いてみました。
「水」と「麦茶」の2択じゃなかった!
味のこだわりを大切に、しかも、楽ちんに
忙しい毎朝のことだから、少しでも楽にストレスなく水筒の中身を準備したいもの。でも、子どもの健康や味の好みにもしっかり向き合いたい。そんなこだわり派には真似したい要素がたくさんあります。
───岡 実季さん ケータリング業
体調管理のために私が長年飲んできたのが3年熟成させた「三年番茶」。今では3人の息子たち(11歳、5歳、4歳)も愛飲している我が家の定番です。特に、季節の変わり目や家族が風邪気味の時の出番が多く、家族の体調管理にひと役買ってくれています。クセのないまろやかな味なので、家では梅肉エキスを入れて体調改善に役立てることも。5人家族で大量にお茶を消費するので、普段は大きな琺瑯ポットで茶葉を煮出して作り置きしますが、忘れた時や急に必要なときはティーバッグが重宝します。長男もティーバッグなら自分で作ってくれるので助かります。他にルイボスティーやコーン茶などノンカフェインのお茶を使い分けています。
京都宇治産有機茶100%使用。香ばしく風味豊かでカフェインレス。オーサワの有機熟成三年番茶(1.8g×20包)(オーサワジャパン)
───大津友里恵さん 会社員
家族全員が大好きな「とうもろこしのひげ茶」は、麦茶が苦手な私が妊娠中に愛飲していたものなんです。同じく麦茶が苦手な息子の璃音(6歳)も大好きで、とうもろこし独特の香ばしい香りと甘みが美味しくて「何杯でも飲めちゃう」そうで、特に甘いものを食べる時に一緒に飲むと「甘い+甘いでとっても幸せ」って言ってます(笑)。夫も大好きな家族の定番茶なので、ペットボトル1.5ℓをまとめ買いして常備しています。息子の水筒には、夏は氷を少し入れて、春秋は常温で、冬は少し温めて、と季節ごとに温度を調節して持たせています。ペットボトル飲料なのでお茶を作る手間が省けて楽ちんなうえ、ノンカフェインなところもポイントです。
韓国生まれのヘルシーなお茶。ノンカフェイン、カロリーゼロ、砂糖不使用。とうもろこしのひげ茶1500㎖ (アイリスフーズ)
───古谷沙季さん 本誌ライター
子どもたちが麦茶の土っぽい匂いが苦手で、普段はウォーターサーバーの水を飲んでいます。小1の長女が学校に持っていく水筒の中身も水で、水に飽きているようなので沖縄旅行の時にさんぴん茶の香りが好きだと言っていたのを思い出しジャスミンティーを飲ませてみたところ「いい匂いで美味しい!」と大好評。3歳の長男も気に入っています。この無印良品の粉タイプの茉莉花茶(ジャスミンティー)は、粉の分量で濃さを調節でき、必要な量だけすぐに作ることができるので無駄がなくとても重宝しています。休日の習い事に長女はウォーターサーバーの冷たい水に少量の粉を溶かして薄めのジャスミンティーを。茶渋がつかず、水筒のお手入れがしやすいのも嬉しいです。
マイボトルに便利な、水にさっと溶ける粉末タイプのジャスミンティー。水に溶ける 茉莉花茶20g(300㎖用2g×10袋) (無印良品)
「お茶」も親子のコミュニケーションツール
お気に入りの味を一緒に探したり、カラフルな色合いを一緒に楽しんだり、子どもが飲みたいものを毎朝リクエストしてもらったり……。お茶好き親子は、お茶でもコミュニケーションを楽しんでいるようです。
───魚住 綾 本誌ライター
私が苦手なので我が家ではまったく麦茶を飲みません。でも麦茶以外のお茶類やハーブティーは大好きで、旅先やお店で気になるものを見つけては6歳の長女といろいろな味を楽しんでいます。北麓草水の野草茶は、山梨県の星のや富士を訪れた時に出会ったもので、私と娘でどハマりしました。残念ながら同じフレーバーは現地でしか買えませんが、この「薩摩芋とハトムギ」もお気に入りの定番。ほんのりとした甘みと香ばしさがあり「ご飯が美味しくなる!」と娘のお気に入りに。他には、レモングラス入りのハーブティーやミントティー、ジャスミンティーやルイボスティーなど、毎日いろいろな味わいを楽しんでいます。
食物繊維を豊富に含む薩摩芋やハトムギに小豆を組み合わせたお茶。ほかにも2種類ある。薩摩芋とハトムギの野草茶 (北麓草水)
───小山舞子さん フリーデザイナー
私が妊娠中から好んで飲んでいるルイボスティーは、ノンカフェインでクセが少なく自然と7歳の娘の風香も飲むように。ほんのりとした甘みときれいな色味がお気に入りで、「ちょっぴり大人な特別なお茶」というイメージが嬉しいみたいです。他にも、ほうじ茶や番茶、麦茶を水筒に入れていくことも。何を持っていくかは基本的には私の気分次第ですが「今日はルイボスティーにして〜」と娘からリクエストがあることもしばしばです。お茶の温度は基本的には常温ですが、真夏は氷を、真冬は温かくして持つことも。ちなみに夫は、ルイボスティーは苦手で飲まず、コーヒーを水のようにガブガブ飲んでいます。
有機栽培原材料100%使用、水出しも可能。渋みや苦さがなくまろやかな味わいが特徴です。みんなの有機ルイボスティー(小川生薬)
───坂本 愛さん 会社員
香りと味わいを楽しみながら水分補給ができるフレーバード麦茶が我が家の夏の定番です。夫と9歳の長男は特にこだわりはありませんが、6歳の長女は私と一緒にいろいろな味わいを試しながら、その日の気分で飲みたいものをリクエストするこだわり派です。特にルピシアのりんご麦茶とうめ麦茶は、香りの良さと甘みのある味わいでお気に入り。こだわりのない長男もりんご麦茶はよく飲んでいます。娘は他にもルイボスティーや黒豆茶、冬は体が温まるシナモンティーを持っていくことも。人とは違う飲み物という〝秘密〟を水筒に入れて登校するのも楽しいようです。フレーバード麦茶で子どもたちに元気のおまじないをかけています!
香ばしく焙煎した国産の六条大麦を使用したフルーツ麦茶シリーズ。りんごと梅の他にパイナップル、杏、ライチなど。りんご麦茶、うめ麦茶各ティーバッグ10個入り(ともにルピシア)
───白石宏子さん 会社員
以前は水や麦茶を飲んでいた6歳の娘ひまりですが、私がガラスのティーポットで淹れたThe daysのハーブティーを見て「私も飲んでみたい!」と、母娘でティータイムを楽しむように。〝ナイト〟は、鮮やかなブルー、〝エニタイム〟は菊花がきれいで、娘の乙女心をくすぐったようです。特に〝ナイト〟はレモン果汁やレモネードを入れると紫色になるのがお気に入りです。どちらもカフェインレスで、クセや香りが強すぎず、いわゆるハーブティーっぽくないので、普段コーヒーばかりの夫もこれは気に入っています。水筒の中身は、毎朝娘のリクエストを聞いて用意します。お茶にアルファルファの粉を入れて栄養バランスを補うことも。
タイの原料で作るオーガニックハーブティーブランドThe days。パッケージも素敵でギフトとしても人気。ティーバッグの販売もスタート。エニタイム、ナイト(ともにThe days)