いつだって身近な存在でありながら、その甘さにどこか遠慮してしまいがちなピンクメイク。その解決策は、「-2℃」のさじ加減。大人の透明感を引き出す“ミルキーピンク”のチークを紹介。
大人の透明感を引き出す【ミルキーピンク】
キュートさを具現化したようなピンクは、青みトーンでクールな印象に。ディープカラーのリップで“毒っ気”を加え、甘辛バランスの調整を。
ミルキーピンクのチーク3選
モデル使用色
1白みを帯びた青みピンクチークは、肌トーンをふわりと明るく見せる効果も。ザ リキッドブラッシュ フォギー 001 ¥3740/アディクション ビューティ
2微細パール配合ながら、気になる毛穴をカモフラージュし、しっとりと頰に密着。YSL メイクミーブラッシュ パウダー 42 ¥8360/イヴ・サンローラン・ボーテ
3透け発色のチークとハイライターがひとつに。ブレンドカラーチーク 02 ¥781/セザンヌ化粧品
その他の使用アイテム
目もとにはグレイッシュなカラーを使用し、冷たさをキープして。左下のカラーをアイホールよりやや広めにのせる。ヴィセ ダブル ムード アイズ BR-1 ¥1540(編集部調べ)/コーセー
抜け感が高まるこげ茶色で、上まつげのみサラリとワンコート。ディーアップ ハイパーリフトマスカラ ブラウンブラック ¥1650/ディー・アップ
チークのあと、目の下にハイライトカラーを重ねて、さらなる涼しさと立体感を。ニュアンス ビーム スティック EX01 ¥3960/OSAJI(4/9限定発売)
ダークなブラウンカラーで甘さレスに。直塗りし、輪郭を指でなぞって曖昧に仕上げて。ディオール アディクト リップ グロウ 020 ¥4950/パルファン・クリスチャン・ディオール
指先もメタリックなブラウンで彩り、クールにまとめて。エレガンス ラズル エナメルラッカー 79 ¥1320/エレガンス コスメティックス(4/18発売)
HOW TO
青みがかったミルキーピンクチークを選んだら、なるべく薄膜で広げることも-2℃見えのカギ。アクセントになるほど入れると幼い印象になるため、幅広めにコントロールカラー感覚で塗るのがポイント。1を目の下から逆三角形を意識して指で塗り広げる。
タートルネック¥19800/エイトン青山(エイトン) キャミソール¥12100/デ・プレ
-2℃ってどんなピンク?
ヘア&メイクアップアーティスト
中山友恵さん
「そもそもピンクは、透明感を底上げする頼れるカラー。さらに可愛げや温度感、華やかさも添えてくれる色なので、大人もぜひ活用してほしいです。ただ、甘さが強いとトゥーマッチな印象を与えてしまうのも事実。うまくつけこなすコツは、-2℃くらい“低温”な仕上がりを意識すること。色みは熱を帯びたピンクではなく白み、青み系やきらめきのあるカラーを選んだ上で、ほかのパーツにも血色感が控えめな色を使い、顔全体のバランスを考えることが大切です」
撮影/花盛友里(人)、三浦 晴(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/鈴木美智恵 モデル/森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2025年5月号掲載