誰にだって秘密はあります。ただ、本当に好きな人には、嘘はつきたくない。だから真実を伝えようとします。勇気がいるかもしれませんが、伝えてみると意外とあっさり受け入れてもらえる場合も。そこで、“実は嬉しかった彼女のカミングアウト”というテーマで、男性たちに話を聞いてみました!
文・塚田牧夫
家族の不仲
「あるとき、彼女が神妙な面持ちで語ってきました。“実は家族があまり仲良くない”と。なんでも弟が引きこもりらしく、母親がそれに悩み、姉である彼女に辛く当たってきたことがあるんだそう。
それが原因で家を出たらしい。今は父親としか連絡を取っていないとのこと。話してくれて嬉しかったし、力になりたいと思いました」テルヒサ(仮名)/31歳
家族の問題は、他人には話しにくいもの。それを伝えられたら、一歩関係が進んだ感じがします。
カラダの秘密
「彼女に“コンプレックスってある?”と何気なく聞いたんです。すると、おもむろに靴を脱ぎ始め、“足の指が短いの”と言いました。よく見ると、確かに短い。
それを気にしていて、サンダルなどを履けないらしい。海やプールも嫌いなのだそう。そういえば、部屋でもいつも靴下を脱ぎませんでした。
彼女がカミングアウトしてくれて嬉しかったので、俺も“鼻毛が濃い”というコンプレックスを白状しました」ユウヒ(仮名)/28歳
カラダのコンプレックスというのは、自分では意識していても、周りはそれほど気にならないもの。意外とあっさり受け入れられることが多いです。
本当の学歴
「彼女が、“実は嘘をついていた”と言ってきたことがありました。それは学歴についてでした。今まで高卒と言っていたけど、本当は中卒だと。でも、大検は取っているとのこと。
なんでも、大検を取っても、大学の受験資格が得られるだけで、高卒にはなれないらしい。俺はなんとも思わなかったけど、本人は悩んでいたんでしょうね」ヤヒコ(仮名)/36歳
学歴は、嘘をついていても、なかなかバレないものです。それを正直に伝える姿勢は、とても誠実に感じられます。
男性経験の数
「彼女と付き合ってしばらくして、男性経験の話になりました。最初、“三人と付き合ったことがある”と言っていたのですが、“実は違う”と言い出したんです。五人か? 十人か?と内心ビビッていました。
ところが、予想に反して“ひとり”だと。ひとりだとあまりに少なすぎて引かれると思い、少し多めに言ったらしい。こっちにとしては、むしろ少ないほうがいい!」リュウヤ(仮名)/27歳
経験が少なくても、印象が悪くなるということはありません。むしろ、純粋なイメージに近付けるかもしれませんね。
“男が実は嬉しかった彼女のカミングアウト”をご紹介しました。
彼に隠しごとがあり、後ろめたい感情を抱いているのなら、思い切って伝えてみましょう。案外すんなり受け入れてくれるかも。それに、受け入れてくれないような男性と付き合っていても、先はないでしょう。
© fizkes / shutterstock
© Maridav / shutterstock
© Antonio Guillem / shutterstock
© fizkes / shutterstock