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頭皮ケアは中高年からじゃダメ! 医師が教える「20~30代こそ必要な理由」

“まだ若いから頭皮ケアは必要ない”と思っていませんか? 皮膚科医の青木由佳先生によると、健康で美しい髪のためには頭皮ケアも重要だそう。頭皮ケアの必要性や具体的な方法を教えてもらいました!

文・椎原茜

頭皮ケアって、アラサーもするべき!?

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最近、よく耳にするようになった、「頭皮ケア」や「スカルプケア」という言葉。頭皮トラブルを抱える人だけでなく、幅広い世代に注目されているようですが、20~30代の女性でも必要なのでしょうか?

皮膚科医の青木由佳先生に、頭皮ケアの必要性や頭皮ケアの方法を教えていただきました。

実は、美髪には頭皮ケアが必要だった!

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――頭皮ケアと聞くと、おじさんがやるイメージが…。20~30代女性でも、ケアは必要なのでしょうか?

青木先生 頭皮には、髪の毛を作るのに大事な毛包幹細胞・色素幹細胞という細胞が存在しているため、健康で美しい髪の毛のためには、実は頭皮のケアが欠かせません。

頭皮は、顔の肌よりも皮脂や汗の刺激が多いうえに、毛に覆われているので蒸れやすく、またバリア機能が弱いのでトラブルが起きやすいところがあり、どの世代であってもケアは必要といえます。

――頭皮といえば、フケやかゆみ、ニオイなどの悩みがありますが、それらも、頭皮ケアをしていないのが原因ですか?

青木先生 頭皮ケアをしていないのも原因のひとつです。頭皮ケアを怠っているとフケやかゆみ、ニオイだけでなく、髪の毛のツヤやハリコシにも影響が出てきてしまいます。健やかで美しい毛を保つためにも、日頃から意識して頭皮ケアを取り入れましょう。

頭皮ケア方法

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――具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか?

青木先生 年齢とともに毛包幹細胞や色素幹細胞のDNAのダメージが蓄積してくると、それらの細胞の機能が落ちたり、数が減ったりして薄毛や白髪が起こります。このことから、エイジングの進行を早める活性酸素の影響を取り除くことが非常に大事です。活性酸素は紫外線・タバコやストレスなどで生じますので、日ごろから次のことを実践しましょう。

1.日傘や帽子などを使って紫外線を頭皮にあてない

青木先生 紫外線対策をせずに外出することは、頭皮にとってもよくありません。日傘や帽子などを使って頭皮も紫外線から守りましょう。

2.ストレスをためない

青木先生 活性酸素を発生させるストレスをためてしまう生活も、頭皮にはよくありません。生活習慣を見直し、早期に解消することが、頭皮にとってはプラスになります。

3.過度な飲酒・喫煙は避ける

青木先生 過度な飲酒・喫煙は活性酸素を作るので、頭皮にはよくありません。

4.抗酸化作用を持つ製品でケアする

青木先生 抗酸化作用を持つシャンプーなどのヘアケア製品を使用することが、頭皮ケアをするうえで大事なことのひとつです。製品を選ぶ際は、しっかりと成分や抗酸化作用のエビデンスを確認することが大事です。

話題の頭皮ケア製品

市販のヘアケア製品を使う場合、どのようなものがあるのでしょうか? 最近話題のアイテムを見ていきましょう。

1.抗酸化作用のある「フラーレン」を含むヘアケア製品

最近、美容界で話題になっている「フラーレン」。どうやら頭皮にもいい影響があるようです。化粧品やヘアケア製品の原材料としてフラーレンを取り扱う会社の博士は、次のように解説します。

「フラーレンには抗酸化効果が確認されていますが、当社の研究により、フラーレンの頭皮ケアの効果として、皮脂酸化の抑制や頭皮環境の改善を確認しています。つまり、皮脂の酸化によるベタつきや臭いを抑えることが期待できるということです。抗酸化効果も長時間続くため、1日1回のケアで正常な頭皮環境を保つことができるでしょう」

フラーレンは頭皮にも効果が確認されているようですね。配合されているシャンプーやトリートメントを選んでみるのもいいかもしれません。

フラーレンが配合されているヘアケアシリーズの例

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「Tesserage(テセラージュ)」シリーズ
2019年4月23日(火)に発売された、アーリーエイジングヘアケアをテーマにしたヘアケアブランド。シャンプー、トリートメント、ヘアオイル全商品に配合されたフラーレンが、髪の内部に浸透。内側から紫外線やカラー・パーマ、加齢等によるダメージをケアします。

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