古来中国で活用されてきた風水は、運を積極的に改善するために生み出された開運法。風水の理を探究し、“氣”というエネルギーを用いて、現代生活に活かせる技術を発信し続けているのが「風水環境システム研究所」所長の金寄泰衍(かなより・たいえん)さん。今回は、住む人と家に大きな影響を及ぼす重要な場所・玄関を最強のパワースポットに変える方法を教えてもらいました。
「内と外をつなぐ玄関は、人間で例えれば口です。この場所のメンテナンスが行き届いていないと、物(氣)をうまく消化できず、栄養として活用できません。玄関は常に活発な状態にして、良い氣が生まれ、悪い氣が滞らない場所にしておきたいもの。そのためには掃除、整理整頓は基本。氣をとどめたり乱さないようにするのが肝心です」
玄関が常に整っていれば、家の運氣全体、ひいては自分自身の運氣も整っていく。
「今回紹介するのは、私も実践している効果的で簡単な方法。家が開運エネルギーを生み出すパワースポットに変わります。ぜひ試してみてください」
開運を導く玄関作り、基本の3点セット
(1)玄関ドアの幅に合わせ、たたきに4つの点を打つ
→室内側床に点で四角を作ることで、玄関と室内の氣を良くする。
ドアの幅に合わせて正方形になるよう、たたきに4つの点を打つ。ドアに向かって右奥から始め、時計回りに。最後に左奥に点を打てば、4つの点をつなぐと正方形が完成する。
(2)玄関ドア枠に3つの点を打ち、一本の線を書く
→点で描く三角形と断つ線で玄関の運氣を高める。
ドア枠の内側の左下、上中央、右下に点を打つと三角形ができる。三角形は上昇や下降のエネルギーの象徴。点を打つことで、開運の氣が流れ込み玄関をパワーアップできる。
(3)「元氣力」と書いた紙を下駄箱の扉に貼る
→良い氣が生まれる言葉の力を借り、玄関の開運力をサポート。
下駄箱は玄関ドアに対して90度の位置に設置しよう。白い紙に黒ペンで元氣力と書き、下駄箱の扉の裏に、文字がたたき側を向くようにしてテープで四隅をとめて貼る。扉の片面でOK。
【下駄箱がない場合は】
→玄関ドアと90度で接している壁に“元氣力”と指で書く
下駄箱がない、または玄関ドアに対して90度の位置に置けない場合。玄関ドアの開かない側と90度で接している壁に30cmほどの大きさで「元氣力」と指で書くと言葉の力を発揮してくれる。
金寄泰衍さん 「風水環境システム研究所」所長。環境デザインと伝統的風水、心理療法などを統合した汎風水学を開発。NHK文化センター講師。www.kanayori-fusui.com/
※『anan』2019年6月19日号より。イラスト・kalo 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)