親しくしている男性がいれば、もしかしたら付き合うことになるかも……と期待するかもしれません。でも、相手には同じような彼女候補が何人かいるかもしれません。すでに、本命が存在する場合も……。そんな状況で、彼を掴まえるにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、“セカンド彼女が本命に昇格したLINE”というテーマで、経験した女性たちに話を聞きました。
文・塚田牧夫
「いい思い出ができて良かった」
「好みのタイプの可愛い子と知り合ったんです。でも、俺には彼女がいた。なので、1回だけ……と自分に言い聞かせて関係を持ちました。
で、名残り惜しいけれど、“もう会えない”とLINEしましたよ。理由は特に伝えず。最低な奴ですよね。怒るだろうな……と思ったけど、“分かりました”と返信が来た。
そして、“いい思い出ができて良かった”と来たんです。それにジンときて……。葛藤した挙句、彼女と別れてその子を選びました」アイオ(仮名)/29歳
あまりに健気な姿勢を見せられると、男性は放っておけなくなります。自分が傍にいてあげないと……という思いが湧き上がってくるようです。
「信念は曲げられない」
「付き合いたい……と思う子が2人いたんです。どっちにしようかと天秤にかけていたら、それをひとりの子に悟られてしまった。するとその子が、“身を引く”と言うんです。
人を蹴落として幸せにはなりたくないみたいで……。“信念は曲げられない”といったんは身を引いてしまいました。でも、かえって俺は気になってしまって……。
気持ちがどんどんその子に傾いて、もうひとりの子とはしっかり仲を断ち切ってから、去っていった子を追いかけました」ハルト(仮名)/28歳
誠実な言動というのは、ずっと心に残り、あとからじわじわと効いてきます。最終的に、“やっぱりこの子しかいない”……と思わせる力があります。
「早く行ってあげて」
「浮気相手の子と食事をしていました。もちろんその子には、彼女がいるなんて言っていません。ただ、なんとなく気付いている素振りはありました。
そこで、彼女からLINEが。なんと、事故に遭って病院にいると言うんです。どうしよう……と思い、なんとなくソワソワしていると、“どうしたの?”と聞かれました。
とりあえずトイレに行って、今は行けないというようなLINEを返しました。そして、テーブルに戻ったんです。すると、その子がいない……。
すぐにLINEが来ました。“早く行ってあげて”と。いろいろ察したんでしょうね。しかも、お会計も済ませてあって……。
その対応にすっかりやられてしまい、1ヶ月後、彼女と別れてその子とちゃんと付き合いました」フミヤ(仮名)/31歳
嫉妬に狂うのではなく、むしろ相手を気づかい思いやる。彼そのものというよりは、取り巻く環境のすべてを大事にするような、愛に溢れた対応と感じますね。
“セカンド彼女が本命に昇格したLINE”をご紹介しました。
浮気相手から本命になるのは簡単なことではありません。1度は関係を崩すくらいの覚悟で臨まないと、手に入らないものかも。その勇気を、果たして持てるでしょうか?
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