どんな相手でも、別れのときは辛いもの。「別れたくない」なんて言われたら、動揺してしまうでしょう。そんな辛い別れも、明るく迎えられたら、ダメージも少なくて済むんですけどね……。今回はそんな、“男が希望を持った爽やかなお別れLINE”と題して、経験のある男性にその内容を伺いました!
文・塚田牧夫
「夢を大事にして」
「5年付き合った彼女がいました。僕は役者をやっていて、バイト生活。彼女はすでに30歳を超え、本気で将来を考えなくてはいけなくなりました。そこで選んだのが、別れでした。
彼女には感謝しかなかった。だから、幸せになって欲しい。別れたあと、すぐに彼女からLINEが来ました。“夢を大事にして”とありました。もう、突き進むしかないと思いましたね」カズヒサ(仮名)/33歳
彼は、彼女ではなく夢を選んだのに、それを恨むどころか応援してくれるような言葉に、胸を打たれたのでしょう。決意も新たに、希望を持って進んで行けるはずです。
「××はタイプだって言ってた」
「半年付き合った彼女と別れることに。短い間ですが、やっぱり未練はある。最後に会ったときは、やっぱり悲しかったです。
すると、あとで彼女からLINEが来たんです。“そういえば、ユキはタイプだって言ってたよ”と。ユキというのは彼女の友だちで、めちゃくちゃ可愛い子。しかも、彼氏なし。
わざわざそんな報告をくれるなんて……。しばらくして、ユキとSNSで連絡を取り始めました」トオル(仮名)/28歳
間接的とはいえ、自分以外の彼女候補を紹介してくれるとは……。できすぎた彼女と言えます。
「タブルレインボーだ!」
「ケンカが原因で関係が崩れ、別れ話に。そしてついに、会うのが最後になりそうな日を迎えました。その日の天気は、胸の内を表すかのように、雨模様でした。
仕事中、夕方ごろ、彼女からLINEが。待ち合わせの時間を告げるものでした。でも、続けて、“ダブルレインボーだ!”と送られてきたんです。
外を見ると、雨がやんでいて、見事に2つ重なった虹が出ていました。彼女いわく、ダブルレインボーは“人生好転のサイン”なんだとか。この別れは間違いじゃない……って思えてきました」タクヤ(仮名)/30歳
進むべき道を迷ったとき、心のよりどころとなるものが欲しいもの。連なる虹が、その役目を果たしたのでしょう。
“男が希望を持った爽やかなお別れLINE”をご紹介しました。
別れの場面は、やはり辛いし傷付くもの。長く引きずってしまう場合もあります。それをなるべく軽減してくれるような女性は、ある意味いい彼女だと言えるかもしれません。
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