銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、セフレを本気で好きになってしまった27歳女子。なぜか結婚の話をしてくるというセフレの真意を佑雪さんがパターン別に教えてくれます!
文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
【クラブ佑雪】vol. 109
「セフレが結婚話をしてくる、その真意は？」
初めまして。今年の2月から定期的に会っているセフレがいます。大体いつもごはんを食べてどちらかの家に行ってセックスをして泊まって……っていうのを月に1〜2回繰り返してます。問題は、私が彼を好きになってしまったことです。最近結婚の話題などを彼のほうから話してくるのですが、どういう意図で話してくるのかよくわかりません……。この状況を脱却したいのですが、なにかアドバイスあればいただきたいです。
（ごん 27歳未婚 医療職）
セフレマインドを捨てて、幸せになろう
これ、お互いの家で泊まり合ってるということで、結婚の話も出るということですから、彼のほうも単身赴任や別居で部屋をもってるというのではなく、完全に独身ということでいいんですよね？ はい。彼＝独身でお話を進めさせていただきますね。
まず、完全なるセフレだったとして。やっぱり、なんだかんだ裸の付き合いって、気安いわけですよ。ほかの人にはできない話も言えたりするんですよね。それで、そろそろ彼も結婚がしたくなってきてて、一番相談しやすいってのはあるでしょうね。
オレ結婚したいんだけどどう思う？ みたいなノリで。彼が悪い男なら「結婚しても、この関係続けようね」っていうことを言いたいのかもしれません。それならそれで、様子を窺いたいところですね。彼の本性、どういう男かに迫れるいい機会だと思います。
で、申し訳ないのですが、この場合は本命昇格は難しい、というかありえないですね。男は「セフレとして扱われても平気な女」を彼女や妻にしませんから。ただ、例外は、ご相談者さまにとっては最初からそういう関係だったとしても、実は彼のほうはご相談者さまを好きだった場合。その場合は、ご自身が本命に昇格してもらうというより、むしろ彼を昇格してあげるということで、めでたし、めでたしという感じでしょうか。
あと考えられるいいほうのパターンとしては、「最初から彼が、ご相談者さまと付き合っているつもりだった場合」もありますよね。だとしたら、彼からもちかけらる結婚話は、すなわちご相談者さまとの当事者同士のお話ということですから、真っ向から向き合えばいいだけかと。
わたくし、思うんですよ。そんなの「どういうつもりで話してるの？」って聞いちゃえば、すぐに答えが出る話じゃないですか。でも、彼のことを好きなのにセフレに甘んじている女性って、自分の意思をはっきり伝えられない人ばっかりなんですよね。「セフレなんかやってられるかっ！」ってちゃぶ台ひっくり返して出ていくような気概がない。
正直、今回の案件は彼とどうなろうとどうでもいいと思うんです。でも、いつまでもセフレでいたくないなら、ここらで気弱なセフレマインドを捨てて、モノ申す女になったほうがいいのでは？ ご相談者さまのご多幸、お祈り申し上げます。
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藤島佑雪（ふじしま ゆうせつ）
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運！美女になる方法』（文藝春秋社刊）。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」、『食ベログマガジン』で『出世ごはん』の連載中。
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