朝の支度がなかなか進まない子どもに、イライラしてしまうことありますよね。“本当は朝から怒りたくない”、“気持ちよく出かけてほしい”と悩むママも多いのではないでしょうか。ママスタBBSにこんなコメントをくれたママがいます。
朝の支度がなかなか進まない子どもに、イライラしてしまうことありますよね。“本当は朝から怒りたくない”、“気持ちよく出かけてほしい”と悩むママも多いのではないでしょうか。ママスタBBSにこんなコメントをくれたママがいます。
『毎日毎日、早くしなさい。あれした? これした? ってガミガミ言ってしまう。そして登校した後に反省する。一回何も言わずに見守るのも大事なのかな? みんなどうしてますか?』
毎朝イライラ、登校してから後悔……
毎朝支度が遅い子どもに怒ってしまい、あとで後悔するというママ。見守ったほうがよいものか悩んでいるようですが、忙しい朝のイライラに共感するコメントが多く寄せられました。
『まさに私だー! 今朝は何とか怒らずに登校させたけど、今度は下の子にイライラしてる…… 』
『イライラする。早めに起こしたり調整してるのに、なぜか最後ギリギリに合わせてくる(怒) 』
『5、6回声かけても起きてこないんだもん。その時点で私イライラなのに食べるの遅いわ、ヘアスタイルに時間かかるわ。あー! もう早くしろ! ってのが口癖になってるよ……駄目だよね』
いけないとわかっていながら声を荒らげてしまうママや、時間を調整してみてもなかなか効果が出ないママは多いようです。そんななか、怒らない“声がけ”をしているというママもいました。
『怒鳴ったり怒ったりはしないけど「早くしないと間に合わないよ」くらい言う』
『怒るというか急かすかな。怒鳴ったりはしない。ただ、度が過ぎるとドスをきかせて「ねえ、いい加減にしなよ」と言うと止める』
ガミガミと怒らずに急がないとどうなるかを伝える声がけをしたり、メリハリをつけて叱ることで支度を進めるよう促すママもいるようですね。
子どもに伝えるときは曖昧な表現ではなく具体的に
そもそも毎朝同じことを怒っているのに子どもの様子に変化がみられないのは、なぜなのでしょうか。子どもへの注意の仕方に問題があるのかと悩んでしまうママも少なくないかもしれませんね。北海道安平町の保健師さんによると上手な叱り方のヒントとして「曖昧な表現ではなく具体的に子どもに伝えること」を挙げています。ガミガミと怒ってしまいそうなときは子どもに何をどうしてほしいか、わかりやすい言葉で伝えるとより効果的かもしれませんね。また「○○のあとに××をしようね。」など次に何をするべきかを意識させる声かけをすることで、子どもが次に繋がる行動を起こしやすくすることができるのではないでしょうか。
(参考:北海道安平町Vol.55 ~子どもに分かる伝え方~)
忙しい毎日だけど……手伝う、褒める
朝からガミガミ怒ってしまう前にママにできる対策や、子どもが自分で支度できるようになった体験談を投稿してくれたママもいました。
『口出したくなっても、明日1日見守ってみたらどうかな? 「今◯◯時だよ」くらいに。案外間に合うように準備したり』
『何年生? 前日にしっかり投稿者さんが一緒に準備して朝は身支度と朝食くらいにしたら?』
『何時に起きて、身だしなみは何分までにクリア、朝ごはんは何分までにはクリア、何分までに全部終わらせばこの時間に出発できるかな? みたいな目安を子どもと一緒に設定して本人が「あ! もう何分だ!」って考えながら行動できるように促した。ちょうど1年生で時計を習ってた時期だったし、すごいね、もう時計みて自分で動けるんだ! 大人から言われなくてもバッチリだねって褒めてたら、何も言わなくても自分でやるようになったよ』
準備を少し手伝うことで朝の支度にかかる時間を調整するという方法や、ミッションをクリアしていく形で一つ終わるごとに褒めるなど、たくさんの対策が見られました。
筆者も朝は「ご飯食べよう!」「靴下履こう!」と叫びっぱなしです。我が家は、子どもがまだ5歳の男の子ということもあり、「よーい、ドン!」の掛け声でかろうじて支度を進めてくれます。いつも「やったね、できたね」と声をかけてあげられたらいいのですが、眉間にシワを寄せて「さぁ! 行かなくちゃ!」と家を飛び出す日がほとんどです。
家事や仕事、園や学校の行事などで忙しい毎日ですが、子どももママも気持ちよい朝を過ごせるように、ママたちの体験談を一度試してみてはいかがでしょうか。
文・すずしろゆうみ 編集・木村亜希