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マスク転売規制、29日から解除に不安の声 「買い溜めする人増えそう…」

29日から、マスクやアルコール消毒製品の転売規制が解除される見通し。インターネット上では不安の声が相次いでいる。

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(Sergio Yoneda/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、マスクやアルコール消毒製品の転売が法律によって規制されてきたが、安定供給が見込めるとして、今月29日から、マスクとアルコール消毒製品などの転売規制が解除される見通しであると報じられた。

■「十分な供給量が確保できる見通し」

報道によると、20日に行われた消費者委員会の会合において、政府担当者は今後も十分な供給量が確保できる見通しであることや、インターネット通販での販売価格も高騰していない、といった状況を説明。

最終的に規制解除が了承され、政府は今後必要な手付きなどを進め、今月29日にも転売規制が解除される見通しだという。

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■規制が解除される理由は「法律」

インターネット上では「なぜ規制を解除する必要があるのか」という疑問の声も噴出している。

そもそもマスクの転売規制は、国民生活安定緊急措置法に基づくもの。その第3条2項には、「前項に規定する事態が消滅したと認められる場合には、同項の規定による指定は、解除されるものとする」とあり、事態が解消された場合には、規制を廃止する必要があるのだ。

■「買い溜め」への懸念高まる

しかし、現在日本国内では再び新規感染者数が増加傾向にあり、「第2波到来」とも言われている状況。

供給量は安定しているといえど、コロナ禍以前の状況まで回復したとはとても言い難い状況であり、「今だって国産マスクは簡単には手にはいらない」「いや、転売規制はこのままでいいやろ…」といった声が相次いでいる。

また、「買い溜めしておこう」という人や、「転売ヤーを恐れて買い込む人も出るだろうな」など、転売規制が解除されるとあって、買い溜めに走る人も出かねないという懸念も高まっている。

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■約6割「転売ヤーは規制すべき」

コロナ禍においては、社会を大混乱に陥れた“転売ヤー”と言われる人々の存在。ちなみに、しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女1,880名を対象に実施した意識調査では、全体で6割以上もの人が「『転売ヤー』を規制すべきだと思う」と回答している。

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ようやく手に入りやすくなったマスク。これから新型コロナだけでなく、インフルエンザやノロウイルスも流行する季節が控えており、再び店頭からマスクが消えるような状況にならないことを願うばかりだ。

(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)

衣笠 あい

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名 (有効回答数)

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