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バービー流“美乳”とは? 下着開発プロジェクトに込めた想い

ブラ業界に新風を吹き込んだ、注目の芸人・バービーさん。自身の悩みを原動力に下着メーカー「ピーチ・ジョン」に企画を持ち込み、今年の2月、それまでなかったアンダー90cmサイズの製品も展開する3ラインを発表。そんな下着開発プロジェクトについてお話を伺いました。

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プロジェクトは、来年2月の発売を目指し、現在第2弾が進行中。前回好評だった、脇を高い位置まで押さえる設計の〈クイーンブラ〉をさらに改良したものや、ストラップレスやノンワイヤーのブラを展開予定という。フィッティングモデルのオーディションも進んでいる。

そんな中、前回参加してくれたひとりのリアルサイズモデル(様々な体型や年齢の下着モデル)について、バービーさんがこんなエピソードを明かしてくれた。

「最初はおとなしい印象の子でした。こういうサイズのモデルであることをどこかで不本意に思っていたのかもしれません。でも一緒に撮影をしたあと、『バービーさんが堂々としているのを見てすごく勇気づけられた』と言ってくれた。そこから一気に変身して、ムードメーカーとなって現場を引っ張るようになり、写真写りもめきめきと良くなって。彼女が変わっていく過程を見られたことが嬉しかったです。今も大活躍と聞いて、じーんときちゃいました」

自分のバストや体型のポテンシャルを発見することで、人はこんなに前向きになれる。それを肌で感じた体験だったという。

「私は、旗を振って『みんな解放されましょう!』と声高に言うつもりはなくて。コンプレックスだって、必ずしもさらけ出せばいいわけではないですよね。ただ、こういう試みを、自分にとって本当に心地よいこととは、と考えるきっかけにしてもらえたら。そうした軸があれば、おっぱいに対するネガティブな想いもすべてひっくるめて受け止められるようになると思う。ダメだから矯正するではなく、今ある美しさをアップデートする。そんな“美乳”の考え方が当たり前になることを願っています!」

表に出ることのなかった女性たちの声を届けて。

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「ピーチ・ジョン」での打ち合わせ。第1弾の時は初回からデザイン画を持参しアピール。

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ユーザーの声やアンケートを集めての第2弾では、改善点を細かくチェック。

グラマーサイズの悩みを反映させ、大きな話題に。

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好評につき、一部のサイズが即完売となった第1弾のクイーンブラと、お揃いのパンティ&ソング。ブラははみ出しやすい脇肉をすっきり整える設計で、第2弾ではさらに改良を重ねる予定。

バービー お笑いコンビ「フォーリンラブ」のボケ担当。エシカルな活動でも注目され、異色の芸人として活躍。TBSラジオ『週末ノオト』でナビゲーターを務める。

※『anan』2020年9月16日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・谷口夏生 取材、文・新田草子 撮影協力・バックグラウンズファクトリー

(by anan編集部)

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