マスク生活が続いたコロナ禍では、顔が隠せる状況に加えて人に会わない期間が長く、この期間を利用して美容医療の施術を受ける人が増えたと言われています。
その中でも、マスク着用による肌荒れや気軽に始めやすいことからか、スキンケアを目的とした治療を行う人が多いようです。
実際、マスク生活から解放されて、素顔を見せることに抵抗がある方も多いのでは？
そこで今回、ロカリ世代の肌悩みに多い「毛穴」「シミ」「シワ」「たるみ」の４つの悩みにアプローチできる、最新の美肌治療を美容皮膚科の先生に教えていただきました。予算は〜３万円台と設定。
さらに効果を追求したい人に向けて、＋２万円（５万円台）で行える施術もそれぞれ聞いてみたので、美容医療初心者からもう少しアップデートしてみたい方まで、試してみたい施術が見つかるはず。
また、 > 記事後編 では施術体験レポをお届けしているので、前後編あわせてチェックしてください！
『@cosme』調べ
美容皮膚科をはじめ、美容婦人科を併設する、完全予約制の美容医療専門クリニック。
電話番号：03-6434-7447
営業時間：10:00〜19:00 [最終受付：18:00]
https://tbc.clinic/aboutus/clinic_omotesando
薬剤を用いて、肌の表面の角質層をやわらかくし剥離させ、古い角質を除去する治療のこと。 古くなった角層を取り去ることでターンオーバーのサイクルを整えることができ、ニキビ跡や毛穴の開き・黒ずみ、くすみなどの肌悩みに働きかけます。 ピーリングには様々な種類がありますが、先生のおすすめは「ケミカルピール」と「マッサージピール」。「ケミカルピール」は表皮に、「マッサージピール」は真皮層まで作用します。 どちらも毛穴悩みには効果的ですが、「ケミカルピール」はニキビやお肌のごわつき、「マッサージピール」は肌の弾力アップ、ハリ向上に特化しているので、悩みに合わせて選ぶと◎。
ピーリング・クレンジング・保湿を３ステップで行うため、毛穴の汚れを落としながら、同時に美容液導入もできる治療法。毛穴の黒ずみや角栓が気になる人におすすめです。ピーリングと美容液導入のおかげで、肌にハリとツヤが出て、トーンアップも期待できます。
ピコレーザーという最新のレーザーを使用する治療法。高密度のレーザーを照射することでお肌の自然治癒力を高めるため、毛穴の開きやニキビ跡などの治療に効果的です。また、コラーゲンの増殖も活発化してくれるので、肌のハリ・つや改善効果も期待できます。
肌に微細な針を通して肌に穴をあけ、傷ついた肌が再生することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し肌質の改善をはかる治療法。毛穴の引き締めやニキビ跡の改善、ハリ・弾力アップしたい方におすすめ。
毛穴の汚れを吸引する「ハイドラフェイシャル」に、電気の力でお肌に隙間を作って美容成分を浸透させる、イオン導入の20倍もの効果がある「エレクトロポレーション」の組み合わせ。「エレクトロポレーション」は、他の治療と組み合わせることで相乗効果を生むと言われています。「ハイドラフェイシャル」と組み合わせると、毛穴の汚れを落とした状態なので、美容成分が浸透しやすく、一層効果を感じやすい！
肌に極細の針を通し、治癒力を利用して肌の再生を図る「ダーマペン4」に、コラーゲンの産生を促進する「マッサージピール」を組み合わせたのが「ヴェルベットスキン」。
「ダーマペン4」で肌に穴をあけるので、美肌有効成分がさらに肌内部まで浸透しやすくなります。ヴェルベットのような、なめらかなツヤ肌を目指している方におすすめ。
シミやそばかすにピコレーザーをピンポイントで照射して除去する治療法のこと。高出力で照射するため、1回の施術でシミが取れることが多いです。ピンポイントで治したい濃いシミに効果的です。
シミや肝斑、くすみをだんだんと目立たなくするのが「ピコトーニング」です。低出力でレーザーをお肌に均一に照射するのが「ピコスポット」との違いです。お肌全体のトーンアップが期待できます。
IPLと呼ばれる光を使った光治療で、シミやそばかすの原因となるメラニン、赤みの原因であるヘモグロビンに作用するため、シミやくすみ、毛穴の開き、肌の赤みなどさまざまな肌トラブルに効果的です。また、肌のコラーゲンの生成を促す効果もあるので、肌のキメや質感を整え、ハリのある肌へと導きます。
他の治療と組み合わせることで相乗効果を発揮する「エレクトロポレーション」は、レーザーや光治療にも有用。鎮静・保湿効果があるので、レーザー後の火照った肌にピッタリ。
メラニン色素の生成を抑える美容点滴。全身の美白効果を期待できます。
「ボトックス」は筋肉の働きを一時的に弱める効果がある薬剤。そのため、筋肉の動きによって生じる表情じわに効果的です。また、皮膚表面に細かく打つ「マイクロボトックス」であれば、小ジワの改善にも期待できます。
毛穴治療でも紹介した「マッサージピール」。コラーゲンの生成を促し、肌のハリ感と弾力をアップさせるため、シワが改善されます。
高密度の超音波を皮膚の奥深くに照射することで、熱の力で肌を引き締めてリフトアップ効果のある「ハイフ」。比較的高価な治療になりますが、従来外科手術が必要だったSMAS筋膜へアプローチができる治療です。
通常のハイフとくらべ、皮膚の浅い層へ作用するのが「ハイフシャワー」。即効性があり、ダウンタイムが少ないのが特徴。
シワが気になるところに注入したり、リフトアップをさせるように注入することでシワを目立たなくしたりと、さまざまな方法でシワを改善できる「ヒアルロン酸」も即効性があり、予算がある方にはおすすめ。
毛穴治療、シワ治療でも紹介した「マッサージピール」。肌のコラーゲン生成を促し、ハリ・弾力が出る治療ということで、たるみ治療にも◎。目元、頬まわりなどどの部分にも効果が見込めます。
シミ治療でも登場した「フォトフェイシャルM22」。こちらも、肌のコラーゲンの生成を促す効果があるため、たるみ治療に有用。
たるみ治療で挙げた２つの施術の合わせ技で、たるみはもちろんシミや毛穴等の悩みにアプローチ！」
悩み別におすすめの施術を教えていただいたところで、気になるのがコスパ。安くはない投資なだけに、少しでも安く、もしくは得られる効果を最大限にしたいと思いますよね。そこで、カウンセリングでは直接聞きにくい「コスパ」に関する疑問を解消します。
今回取材させていただいたのは美容皮膚科。肌を美しくすることを目的とした治療を行います。一方、一般皮膚科はかぶれやかゆみなどの皮膚の疾患を治療する診療科です。 一般皮膚科での治療は、保険が適応されるものが多く、金銭的な負担が少なく肌への治療を受けることができるので、肌の悩みによっては、保険で治療できないかと考える方もいるはず。
ここで覚えておきたいのは、基本的に、美容皮膚科で行う治療は、美容目的の治療は自費診療。
一般皮膚科では、厚生労働省が定める皮膚疾患について規定の診療を行い、健康保険が適応されることが多いです。母斑、ほくろ、粉瘤などは保険適用になることもありますが、あくまで「疾患」として治療する場合のみ。日常生活に支障がない範囲の症状の場合は、自由診療になるので、注意が必要です。
ピコスポットやボトックス、ヒアルロン酸は1回の施術で効果を感じやすいので、コスパがいいと言えます。ただ、美肌治療は継続することが大事なので、施術にもよりますが、3回は継続してみて。
日々のホームケアはとても大事。レーザー治療を受ける方は特に気をつけないといけませんが、そうでない人も日焼けは大敵。シミはもちろん、シワや毛穴などあらゆる悩みに繋がるので、日々のUVケアはしっかり行いましょう。
またスキンケアでは、擦らないことを意識してみてください。洗顔をするときも、最近の洗顔料はしっかり洗浄力があるので、ゴシゴシしなくても大丈夫。しっかり不要なものを落として、いいものを入れるという基本を守ることが大切です。
