


せっかくのひとり旅なら、混雑する観光地より、ちょっとマニアックなスポットにも行きつつ、時間もお金も自由にプチ贅沢を楽しむ気ままなプランがおすすめ。自分だけの旅をはじめましょう!
LOCARI編集部では、女性に人気の島根県に注目。
島根県観光振興課のみなさんに、女性のひとり旅におすすめのスポットをリサーチして、「津和野・益田編」「出雲・松江編」の2プランを組んでみました。
島根のことを知り尽くしたみなさんのリアルな声をもとに、ひとり旅初心者のロカリ編集部員が実際に旅をしてきた様子をお届けします。
初のひとり旅でも真似するだけで楽しめる、パワースポットとアート、ときどきローカル電車を満喫する、島根の旅プランをご紹介します!

旅のはじめは島根を代表する観光スポット・出雲大社の参拝に。
ローカル電車の景色に癒されながら松江を目指します。
- 旅行予算
- ¥70,000
- 1日目
-
東京・羽田空港→出雲縁結び空港→出雲→
松江 - 2日目
- 松江→出雲縁結び空港→東京・羽田空港



- 日本一の縁結びの神様「出雲大社」が有名
- 「古事記」や「日本書紀」など神話ゆかりの地
- 出雲縁結び空港があるので、各エリアからのアクセスが便利!



- 島根県の県庁所在地。県内で人口が最多!
- 国宝5城に指定された「松江城」が有名
- 城下町として栄え、京都・金沢と並ぶ日本三大菓子処
- 「玉造温泉」「松江しんじ湖温泉」は美肌温泉として女性に大人気
縁結びの神様に
「お邪魔します」のご挨拶


出雲大社前駅のモダンな駅舎。ステンドグラスが可愛い♡
旅のスタートに選んだのは、人生で一度は行っておきたい「出雲大社」。
東京・羽田から出雲縁結び空港に到着後、バスで出雲大社方面の「電鉄大社駅」であえて降車するのは、スーツケースを預けておきたいから。



駅にあるコインロッカー。駅の窓口でも、荷物1つあたり500円で一時預かりしてもらえます。
バス停の目の前にある「出雲大社前駅」のロッカーを利用すれば、重い荷物を持たずに出雲大社へ参拝に行けます。教会のようなモダンな建築の出雲大社前駅は、知る人ぞ知る人気スポット♡
出雲そばを食べよう



日本三大そばの一つとしても有名な出雲そば。出雲大社周辺は出雲そばのお店がひしめきあっているので、目当てのお店に早めに行くのがおすすめです。

御朱印帳を手に入れよう!

出雲大社に向かう途中にある「御朱印帳専門店しるべ」が気になり、ちょっとだけ寄り道。店内には、国内製本のオリジナル御朱印帳が100種類以上ずらりと並びます。


(趣味をこれ以上広げないために)御朱印帳には手を出さないと決めていたのですが、こんなにたくさん揃っているとやっぱり欲しくなってしまいます…!

お店人気No.1は、因幡の白兎、勾玉、千木、縁結びをモチーフにした「ご縁うさぎ」。光に反射してキラキラ見える金糸や銀糸にうっとりしてしまいます。大事な御朱印帳を守るために、カバーといっしょにゲットしました。


清々しい緑の参道を歩きます。


いよいよ念願の日本一の縁結びの神様「出雲大社」へ。参道を歩きながら「ひ、広い…!」と驚きつつも、美しい緑の景色に心が洗われます。「因幡(いなば)のしろうさぎ」がモチーフになったウサギの石像が境内のあちこちに点在しているのも、出雲大社ならでは。


縁結びの神様・大国主大神が鎮座する御本殿。「天下無双の大廈(たいか)」と称えられています。
御本殿は“大社造”と呼ばれる、日本最古の神社建築様式。どっしりと構える檜皮葺(ひわだぶき)の大屋根がかっこいい。
出雲大社の正式な参拝作法「2礼4拍手1礼」も独特で、拍手の数が一般的な神社より多い分、力強く感じます。購入したばかりの御朱印帳にも御朱印をいただきました。

「風調館(ふうちょうかん)」と呼ばれ、千家國造家(出雲大社宮司家)の大広間として使用されていた「神楽殿」。
神楽殿で一際目を引く大注連縄は、長さ約13メートル、重さ5.2トン!生で見ると大迫力で、その大きさに圧倒されてしまいます。



出雲大社を参拝した後は、再び出雲大社前駅に戻り、ロッカーに預けた荷物をピックアップ。「バタデン」の愛称で地元の人たちに親しまれている一畑(いちばた)電車に乗って松江を目指します!

Bさん

一畑電車の魅力は、なんといっても美しい車窓の景色。田園の真ん中を突っ切ったり、宍道湖に沿って走ったりとドラマチック!



イヤホンで音楽を聴きながら車窓をぼ〜っと眺めているだけで癒されていきます。



自分のペースでまわれるひとり旅だからこそ、各駅停車でゆっくり移動するのが醍醐味だったりします。


終着駅の松江しんじ湖温泉駅で下車し、まず向かったのは駅に併設されている足湯スポット。



歩き回ってガチガチ重くなった足が、温かいお湯のおかげで軽〜くなりました。タオルを忘れても、駅の売店で足湯用タオル(税込150円)を購入すればOK。

奥の方には更衣室もあるので、女性も気軽に利用できるのが嬉しい。のんびり足湯に浸かっていると、日常から開放された気持ちになります。




2023年にリニューアルした別館・宍道湖側のツインルーム。シャワーユニットバスルームもおしゃれ。




水の都・松江で一泊するなら、宍道湖を一望できる部屋がいい!と選んだのが「松江ニューアーバンホテル」。


フロントには22種類の中から好きな浴衣が選べる女性に嬉しいコーナーもあります(レトロ好きなので、あえてお部屋にあった浴衣を着用しました!)。
コンビニやコワーキングスペースも併設されているので、利便性の高さも◎。
チェックインを済ませ、宿泊客無料のレンタサイクルで城下町散策に出かけます。


「松江歴史館」内にある「喫茶きはる」。靴を下駄箱に入れて館内へ。

城より和スイーツ…じゃないけど、国宝松江城を横目にまず向かったのは「喫茶きはる」。

「現代の名工」に選ばれた職人、伊丹 二夫さん(松江和菓子研究家)の和菓子が味わえる希少な茶屋です。約百坪の枯山水の日本庭園を眺めながら、抹茶といっしょにいただきます。

気になるメニューが多すぎて迷いましたが、せっかく松江に来たのだから!と「月うさぎの抹茶ゼリー」と「抹茶の和菓子のセット」を注文。
抹茶ゼリーはすっきりした甘さと、ぷるんとした食感が美味でした。



和菓子のセットに選んだのは、ハートの形をした「縁結び」。ビビッドな見た目ですが、口に入れるとなめらかで繊細な味わいに心がほどけていきます。これだけクオリティの高いものを、ゆったりした空間の中で堪能できるなんて(しかも良心的な価格!)驚きます。


和スイーツでお腹と心が満たされたあとは、松江の伝統工芸「八雲塗」の老舗・「八雲塗やま本」。店内には上品な漆器がずらりと並び、審美眼が高そうな海外のお客さんも多く訪れていました。

お店の代表であり、漆器アドバイザーの山本さんに伺ったところ、海外の方に人気なのは吸い物椀とお抹茶入れなのだそう。日本独自のフォルムが珍しいようで、抹茶入れはチョコレートやアクセサリー入れに愛用しているのだとか!


その使い道の発想はなかったなぁと、ちょっと感動してしまいました。年月を重ねるほど透明度が増すという透漆の艶っぽさは、ため息が出るほど見惚れてしまいます。

「オンラインショップにのせると瞬く間に完売する」というのは、窓があいた八雲びいどろシリーズ。漆×ガラス×八雲塗伝統技法が詰まった唯一無二のデザインです。飲み物を入れると、色合いや景色の変化を楽しめるのもユニーク。金色の満月と跳ねるウサギのデザインが可愛い♡




ウサギも可愛いけど、勾玉モチーフもじわじわ惹かれるものがあります。
絵付け体験ができるよ♡


店内奥にある工房では、箸や鏡の絵付け体験も行っています。大人の塗り絵感覚で気軽に楽しめるので旅の思い出にぴったり。土日は予約が埋まってしまうので、気になる方は早めに連絡を入れるのがおすすめです。絵付け体験で人気の鏡は、3種類の中から選べますよ!
絵付け体験
-
箸税込 1,650円
-
コンパクト税込 2,200円
-
写真立て税込 2,200円
風情ある城下町の景色も
素敵なんです




国宝松江城のまわりを囲むお堀の景色は優雅であり情緒的。サイクリングはもちろん、てくてく散策するだけでも非日常が味わえます。地元のグルメが楽しめるお店がいっぱい並んでいるので、はしごをするのもおすすめです。



1日の疲れを癒すのは、松江しんじ湖温泉を源泉とする天然温泉。無色透明のさらっとしたお湯は、入るだけで全身ぽかぽかになり、お肌もしっとりすべすべに。寝心地の良い広いベッドを独り占めできるのも最高に幸せでした。
アートをたっぷり鑑賞したら
縁結び占いへ!

(松江ニューアーバンホテル)

朝食は、本館・最上階「スカイビュー キャンドル」のビュッフェ料理へ。宍道湖が一望できる窓際の席は特等席です。



しじみ漁をしている様子を眺めながら、宍道湖産のしじみのお味噌汁をいただくという贅沢な朝。

島根県産ののどぐろや出雲そば、生ハチミツ、アロエがあり、このビュッフェで島根名物を一気に味わえるのも楽しかったです。


宍道湖岬に立つ「島根県立美術館」は、豊かな宍道湖の景色を包み込むような大らかな曲線が美しい建築です。

美術館に面する岸公園は、地元の人たちがランニングや犬の散歩で行き交っていて、敷居の高い美術館というより地域の“憩いの場”としても親しまれているのが印象的でした。期間ごとに開催される展覧会は、アート好きが喜ぶエッジの効いた作品が鑑賞できると大人気。アートに馴染みがなくても、散歩するような感覚でラフに触れ合うのもおすすめです。



屋外彫刻は宍道湖のダイナミックな景色も相まって味わい深いものに。

Bさん

水との調和をテーマにした美術館から眺める夕日は、「日本の夕陽百選」にも選ばれるほど見事なもの。
3月〜9月は日没後30分まで開館しているので、旅の思い出に美しいオレンジを目に焼き付けることができます。公式サイトに本日の日没の時間が表示されているのでチェックしてみてくださいね。
ウサギをなでると
幸せになれるかも♡

岸公園をぴょんぴょん軽快に駆け抜けているウサギの彫刻作品(「宍道湖うさぎ」籔内佐斗司さん作)は、美術館で人気の作品。


“宍道湖側から2番目のウサギを、出雲大社がある西の方角を向いてなでると幸せになる” といわれているんですって♡せっかくの機会なので、なでなでさせてもらいました…!



館内のミュージアムショップには、宍道湖うさぎをモチーフにしたウサギグッズも販売しているので要チェックです。陶製の「宍道湖うさぎおみくじ」は、デスクにちょこんと飾っておけるちょうどいいサイズ。まさかの大吉が出たのも、宍道湖うさぎのご利益かもしれません♡

旅先で観るアートが心に鮮烈に刻まれるのは、見知らぬ土地に訪れて感受性が強くなっているからなのでしょうか。

企画展はもちろんですが、ユニークなコレクション展も見応えたっぷりで見逃せないのが特徴。とくに感動したのは葛飾北斎や歌川広重の浮世絵コレクション。

最近描かれたの?と思うほど、保存状態が素晴らしく、色鮮やかで生き生きしているのです。


また、工芸王国・島根ならではの工芸コレクションも興味深く、食い入るように観てしまいました。コレクション展のみの観覧は一般300円というのも太っ腹。これだけ希少なアートにたくさんお目にかかれるなんて、松江のみなさんが羨ましい!

RACINE (ラシヌ)

たっぷりアート鑑賞した後は、島根県立美術館内にあるカジュアルフレンチでお腹を満たすのが吉。
ランチタイムにはフレンチを気軽に楽しめるプレートメニューがあり、ひとりでもリラックスして食事が楽しめます。店内は一面ガラス張りだから、宍道湖が一望できて最高のロケーション!

カフェタイムには、松江の老舗お茶屋さんの抹茶でつくる絶品ティラミスがイチオシです。ハンバーガーやソフトクリームなどのテイクアウトメニューも充実しているので、シーンに合わせて楽しめます。



旅の最後に選んだのは、縁結びや夫婦円満のパワースポットとして有名な八重垣神社。出雲神話の素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)の夫婦が主祭神です。JR松江駅から車で約15分の距離ではありますが、気になる縁結びを占いに訪れる価値は大ありです。
鏡の池で縁結び占いができるよ♡

境内奥にある佐久佐女の森には、 八重垣神社の御神木「夫婦杉」 や、 縁結び占いの「鏡の池」 があります。


池に占い用紙(神札授与所で1枚100円)を浮かべ、10円玉or100円玉をそっとのせるだけでOK。15分以内に沈めば縁が早く、30分以上かかって沈む場合は縁が遠いのだとか。また、近くに沈めば身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられているそうです。
恋愛・結婚だけでなく、さまざまな縁や願い事にも良いので、転機のきっかけや節目にもぴったり。一緒に来られない人の代わりに占うこともできるそうです。
出雲縁結び空港へ
〜帰路へ〜

気ままに旅した1泊2日の「出雲・松江」の旅はこれでおしまい。

「出雲」では、念願の出雲大社へ参拝することができ、清々しい旅のスタートを飾ることができました。
情緒ある旅がしたいと選んだ「一畑電車」は、ガタンゴトンという音といっしょに、出雲〜松江の美しい景色をたっぷり堪能できて大満足。“観光スポットをまわることが旅”だと思い込んでいたけれど、“目的地へ向かう移動時間”もかけがえのないものだと今さら気付かされました。

そして「松江」は、城下町の文化を体感できて、歩いているだけで楽しかったです。「島根県立美術館」では、ひとつひとつの作品をゆっくり鑑賞できて、目に見えない素敵なお土産をたくさんもらった気がします。

「前編」「後編」と島根を旅して感動したのは、地元の人たちの温かさ。
道に迷ったり、電車の乗り方がわからなくて心細かったときも、みなさんが親切に教えてくれたので本当に嬉しかったです。

見知らぬ土地をひとりで歩くと好奇心を刺激されるし、いつもの日常から離れた分、ちょっとだけ大胆になれるのも面白い。
心の風通しがよくなるひとり旅。ぜひ島根でとっておきの時間を過ごしてみてください。
今回旅したところはこちら
出雲MAP
松江MAP
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Aさん