「無印良品」が一部商品の金額を見直し。その下がり幅と、改定理由に称賛の声が多数寄せられている。
「無印良品」を展開する「良品計画」は、秋冬シーズンから同ブランドの日常着を中心とした衣料品72アイテムを値下げすると発表。値下げは本日2日より順次行われ、店頭には大幅に価格の下がった定番アイテムがズラリと並び出した。
■1,000円ダウンはかなり大きい
無印良品では食料品、生活雑貨、日用品など幅広い商品を取り扱っており、いずれもシンプルで使いやすいデザインが特徴的。もちろん衣料品も同様で、自然素材にこだわったアパレルグッズには根強いファンが多い。
今回の価格改定ではメンズの「フランネルスタンドカラーシャツ」、ウィメンズの「太番手天竺編み ボートネック七分袖Tシャツ」といった定番商品が2,990円から1,990円になるなど、その下がり幅の大きさが無印ユーザーに衝撃を与えている。
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■値下げの背景に称賛の声
今回の価格改定の発表と併せ、「期間限定セールや週末セールは今後行わない」というアナウンスもされている。
この方針に関して無印良品の店舗に話を聞いてみたところ、「来店者数が急増すると店内が『密』な状況になってしまい、お客様や従業員を新型コロナウイルス感染のリスクにさらしてしまうことを考慮して決定致しました」という答えが返ってきた。
セールの取りやめを寂しく感じるユーザーは決して少なくないが、「コロナ禍でこの決定は英断」といった声もツイッター上には多数上がっている。
■「無印良品週間」も廃止かと懸念
ちなみにセール取りやめの報せに対し、多くの無印ユーザーが懸念したのが、「無印良品週間」も廃止されるかどうかという点。同キャンペーンは会員登録を済ませたユーザーを対象としたもので、商品が期間中10%オフで購入できるというお得さで圧倒的な支持を集めている。
そのため今回のアナウンスを受けて「無印週間も終わっちゃうの…?」と心配する声も多数上がっていた。こちらも店舗側に確認したところ、「次回の開始時期は未定ですが、こちらは今まで通り実施していきます」と心強い答えが返ってきたので、無印週間のリピーターはひとまず安心してほしい。
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■店舗へ向かうと…
価格改定の始まった2日、記者は最寄りの店舗へと足を運んでみたが、大幅値下げ初日にも関わらず客足は普段とそう大差なく感じられた。やはり期間限定のセールと違い、「今すぐ入手しなくては…」という危機感が生まれにくいのは大きなポイントだろう。
値下げ対象となるアイテムの売り場には「見直し価格」の案内が大きく表示されているので、どんな商品が安くなったのか宝探し感覚で店内を散策してみるのも面白そうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)