「スポーツの日(旧体育の日)」が失われた2020年の10月。カレンダーを見て改めてショックを受ける人々が続出…
(Chainarong Prasertthai/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)
2020年から、「体育の日」の名称が「スポーツの日」に変更された。
さらに、東京五輪が開催される予定だった2020年に限り、7月24日が「スポーツの日」とされ、その影響で今年の10月には祝日が1日もないという事態が発生。インターネット上では、本来祝日だったはずの12日月曜日が平日であることを嘆く声が相次いでいる。
■「来週月曜は平日」という現実
東京五輪の開会式前後の日を祝日にするために取られた対応なのだが、実際には、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、東京五輪も開催が1年延期に。
日本の祝日は年間16日あるとされ、その月々で貴重な祝日が7月に寄せ集められてしまい、その中でも大きな犠牲となったのが10月だ。
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■改めてショックを受ける人々
10月頭にも話題になったが、貴重な3連休が失われ、かといって7月に東京五輪で盛り上がることも叶わなかったという不運の連鎖に、「今さらだけど、あれ? 体育の日がない! と思った私…」「来週月曜って体育の日じゃないのかよ…」と、改めてショックを受けるユーザーが続出している。
■「晴れの特異日」には台風襲来
また、一部ではさらに「体育の日」に関連する不運に見舞われている人も。
かつては、昭和39年の東京五輪の開会式が行われた10月10日が、「体育の日」として国民の祝日とされてきた。10月10日は過去の統計から「晴れが多い日」とも言われていたのだが、今年の10月10日には、台風14号が日本列島に接近し、各地で荒天の予報が出ている。
新型コロナウイルスの影響で運動会が10月に延期になった幼稚園や小学校なども多く、「10日の運動会中止になった」「晴れの特異日なのに台風か…」と、さらに不運が重なってしまった人も見受けられた。
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■そもそも日本は休暇が少ない?
10月の貴重な三連休が失われた2020年。ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,363名を対象に「休日」に関する意識調査を実施したところ、全体で44.5%の人が「日本の休暇日数は少ないと思う」と回答している。
決して少なくない人が、日本の休暇日数はそもそも少ないと感じているようだ。
天候にも恵まれない、今年の10月第2週の週末。来年こそは何かしら報われてほしいと願うばかりである。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20~60代の男女1363名(有効回答数)