一日の食事や運動などを記録する「レコーディングダイエット」は、もはや古典ともいえるダイエット法。経験した人の数だけ、頓挫した人も…。続けるコツを心がければ確実に痩せへの近道です!
飽きずに続けるコツをダイエットアドバイザー・本島彩帆里さんと、作業療法士の菅原洋平さんに伝授していただきました。
はじめから完璧を目指さない。
あれもこれも記録してパーフェクトにやろうと意気込むと、小さなつまずきで投げ出したくなることも。最初は最低限の記録内容から始めて。
「レコーディングは続けることが大事。まずはゆるくスタートして慣れてきたら、体重や体脂肪など項目を増やしていき、記録の内容を徐々にステップアップさせましょう」(本島さん)
体のしくみに興味を持つ。
肉を食べるとパワーが出る、塩分を摂りすぎた翌日は顔がむくむなど、日頃の食事や行動が自分の体にどう影響しているか、興味を持って取り組もう。
「人はおもしろいと思うことは続けられるもの。自分の体のしくみが体感として理解できるようになると『もっと良くしよう』と能動的になり、結果にも繋がります」(菅原さん)
ネガティブチェックはやめる。
また甘いものを食べちゃった、運動を全然していない…。そんなダメ出しばかりでは、ストレスがたまる一方。
「ダイエット中はできていないことに目が行きがち。とにかくできていることを見つけるクセをつけて。トイレの回数が増えただけでも大きな進歩なんです。できていることを毎日確認していけば自信になります」(本島さん)
三日坊主だったら、週に3日だけレコーディング。
何度やっても三日坊主になってしまう…。そんな人は、3日間の記録を毎週続けることにトライしてみて。
「毎日、記録しなくても大丈夫。週に3日でも1か月記録すれば、なにかしら発見があり、ダイエットに活かせるはずです。疲れて記録できないときはお休みしてもいいし、頑張りすぎないことも大切です」(本島さん)
菅原洋平さん 脳の働きや生体リズムを活かしたスリープメソッドを開発。精神科での診療や企業研修を行う。脳や睡眠関連の著書多数。
本島彩帆里さん -20kgの経験を持つダイエット美容家。主にインスタグラム(@saoooori89)で情報発信中。新著は『ぽかトレ』(弊社刊)。
※『anan』2018年2月7日号より。イラスト・伊藤ハムスター 文・熊坂麻美
(by anan編集部)