昨年7月のさいたまスーパーアリーナ公演も記憶に新しいSEVENTEENが、横浜アリーナに帰ってきました! 今回は平日2日間の公演だったにもかかわらず、連日立ち見チケットまで完売する大人気ぶり。さらには今回、公演終了後にAbemaTVの生中継が配信&会場でも放送され、大々々ニュースが発表されました! 今回は「SEVENTEEN 2018 JAPAN ARENA TOUR 'SVT'」2日目、2月22日の模様をレポートします!
文・尹 秀姫
【ペンになってもいいですか!?】vol. 51
左から、ジョシュア、バーノン、ジュン(前)、ウォヌ、ウジ、ディエイト、ディノ(後)、ホシ、ドギョム、ジョンハン、スングァン、ミンギュ、エスクプス。
毎回、斬新なアイディアのステージ構成が楽しみなSEVENTEENのコンサートですが、この日もまたCARAT(SEVENTEENのファンの名称)にはうれしい演出が。前回のさいたまスーパーアリーナに引き続き、今回もまた、どの席からもメンバーが近くに感じられるセンターステージ仕様! ステージの周囲360度をぐるりと座席が囲み、どの角度からでもSEVENTEENが楽しめるステージに、CARATも大興奮でした。
突如、出現する13人の王子様
場内が暗くなり、センターステージに置かれたモニターに「THANKS」のMVが映し出されると、大きな歓声があがりペンライトが一斉にきらめきます。CARATの合唱&コールで「THANKS」が終わると、モニターが徐々に上に引き上げられ、その中から金の肩章に赤いサッシュをつけたジャケット姿のSEVENTEENが登場! 王子様のような衣装で円形2段のせり上がりの舞台装置に立つ13人は、まるでケーキの上のお人形のよう。大歓声のなか、「CLAP」が鳴り響くと、会場を埋め尽くしたペンライトが真っ赤に。
今回から無線コントロールによる演出が行われるようになったため、会場の一体感はますますアップ。ステッキを使った振り付けの入った「NO F.U.N」から、気迫満点の「Chuck」と、一糸乱れぬダンスで公演をスタートさせると、映像を挟んで「Don’t Wanna Cry」「Without You」まで、一気に駆け抜けます。
最初のMCでは、ホシが1曲めの「CLAP」で炎の演出があったことについて言及すると、スングァンがすかさず「『ほんとにあっついです』はやめてください!」と釘刺し。実はこれは、毎回キラーフレーズを用意してくれるホシが前回、連発していた言葉。しかし今回はフレーズをチェンジするとのことで、ほっぺを指でつっつきながら「モチモチ気持ちいい♪」を披露してくれました。
お楽しみチームごとのステージと、別ユニットも!
昨年までのツアーと大きく異なるのは、ボーカルやパフォーマンス、ヒップホップとチームごとのステージではない、ユニットの曲目が増えたこと。ジュンとミンギュ、ドギョムが歌う「Hello」では3人ともキリッと正装で登場し、曲のラストにはバラの花1輪を客席のCARATに差し出すサプライズが。エスクプス、ウジ、ホシのチームリーダー3人が揃い踏みの「CHANGE UP」では、普段はチームリーダー然としているホシとウジをエスクプスが撫でる一幕もあり、今までの日本公演で見たことのないモーメントも見どころでした。
おなじみチーム別ステージもさらにレベルアップ。ボーカルチームは夕暮れを思わせるオレンジ色の光の海の中「Pinwheel」を情感たっぷりに歌い上げました。その後も、重なっては消えるハーモニーがさざなみを思わせる「Habit」、CARATと一緒にうたった「When I Grow Up」と、ボーカルチームらしい聴かせるステージでCARATのハートを奪います。
パフォーマンスチームは、リーダー・ホシのテンションに引き上げられるように全員が質の高いダンスを披露。雲の上で踊っているような「Lilili Yabbay」、ディエイトがラップをとった「Jam Jam」、そして水泳ダンスやかわいいポーズを決めた「Swimming Fool」と、“魅せる” ことにこだわったステージを作り上げてくれました。
ヒップホップチームは大人の男の色気が匂い立つブラックを基調にしたスーツをまとって激しさを増した「TRAUMA」を披露したかと思えば、この日のために用意したという「Lean On Me」を日本語で歌ってくれたり、「Fronting」では一転して会場を熱く盛り上げ、幅の広さを演出。ちなみに「Lean On Me」のサビで韓国語では「キデ(頼って)」と歌っているところを、今回は「来て」と日本語に変えることで音を合わせているのだと、ミンギュが得意気に説明してくれました。
ラストパートでは全員そろっての「Pretty U」にはじまり、「BOOM BOOM」「Mansae」「AdoreU」とクライマックスに向けて大盛り上がり。どれだけ激しいダンスが続いても、誰ひとりとして気を緩めたりしないのがSEVENTEENのすごいところ。
最後のMCでは、スングァンをセンターにドギョム、ホシ、ディエイト、ディノの5人がキレッキレのバブリーダンス! これには今日いちばんの大歓声がわきあがりました。「普通、ダンスを練習する時は曲のテンポを落としてゆっくり振り付けを覚えていくのに、バブリーダンスは曲が楽しすぎてどんどん早くなってしまうんです!」(スングァン)というこぼれ話も。
さらに、「ディエイトは女子高生の動画を見て表情を研究していたんですよ」(ホシ)という暴露もあり、この後まだ続く日本ツアーの間にどれだけ磨きがかかるかが楽しみになりました。最後に、今年2月に発表したばかりの新曲「THANKS」で本編は終了。
突然のビッグニュースに場内大歓喜
アンコールではラストを飾るにふさわしい「Campfire」、「LoveLetter」の日本語版と続き、最後の最後は「VERY NICE」で楽しかったコンサートも明るく終了。「今日1日も楽しかった、次のデートも早くしよう」という歌詞のとおり、また早くSEVENTEENに会いたい!という気持ちになったところで、AbemaTVの生放送が会場でも放映されるというアナウンスが。モニターに映し出されたのは、たった今コンサートを追えたばかりの13人の姿。そして、待望の5月30日の日本デビューが発表されました!
「僕たちの夢についてきてくれますか? SEVENTEENは、SEVENTEENらしく、日本デビューします!」(エスクプス)という宣言に、横浜アリーナは歓喜の叫びに包まれました。これから、日本でSEVENTEENに会える機会がますます増えそうです!
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