キッチンと寝室スペースが一体化したワンルームは、使い勝手がいい反面、生活感が出でしまいがち。部屋にメリハリを出すには、家具やファブリック、パーティションを使って、空間を「仕切る」のがポイントです。今回は快適なワンルームレイアウトを叶える、間仕切りをつくるアイデアをご紹介します。
「ゆるやかな仕切り」で生活スペースを区切る
一人暮らしの間取りに多いワンルーム。生活スペースから常にベッドが見える状態だと、メリハリがなくぼんやりとした印象になってしまいますよね。
家具やファブリックをうまくレイアウトすれば、壁やしっかりとした間仕切りが無くても、「くつろぐ場所」と「作業をする場所」をわけることが可能です。玄関から部屋が丸見えになるのを防いだり、生活にオンオフがつけやすくなるのでリモートワークもはかどりますよ。
では、仕切りをつくるアイデアを見てきましょう。
「仕切り」をつくる4つのアイデア
①「収納棚」で仕切る
収納棚を使った仕切りのアイデア。大きめの棚を部屋の中央に配置することで、生活空間を区切ることできます。
こちら画像のお部屋では本棚をベッドの横に。棚は腰ほどの高さですが、寝るスペースの目隠しとなって仕切りの機能をしっかり果たしています。
キッチンの隣に大きな棚を設置したレイアウト。食材や食器を収納できて実用的かつ、できれば分けておきたいキッチンスペースと生活スペースを分けることに成功しています。ある程度しっかりと目隠しをしたいなら、背の高い棚を選びましょう。その際は、背板のないものをチョイスすると圧迫感が少なく、両面から物を収納できるのでおすすめです。
②「ソファ」で仕切る
ちょっと広めのワンルームかつ、部屋にソファがあるなら、仕切りとして活用してみましょう。
ベッドに背を向けてソファを配置することで空間にメリハリが生まれます。収納棚より仕切りとしての効果は薄いですが、空間を自然に使いわけたい方におすすめのレイアウトです。
③「カーテン」で仕切る
一番お手軽なのがカーテンで仕切る方法です。つっぱり棒を使用すれば壁も傷つけず賃貸でも安心。
画像では、縦長のワンルームの一番奥をベッドスペースとして使用しています。ベッドの手前側にはソファが配置されていますが、カーテンをかけることでゆるやかに仕切りをつくっています。横幅いっぱいではなく部分的にカーテンを取り付けることで、窓からの光がリビングのほうまでしっかり届くように工夫されています。他にも紐タイプのカーテンもゆるやかな仕切りとして人気です。
④「パーティション」で仕切る
仕切りとしての効果が高いパーティション。ある程度部屋の広さがあり、しっかりと空間を隔てたい方におすすめです。画像のお部屋のパーティションはDIYで自作されたそう。壁にはディアウォールを利用して柱を立て、ホームセンターで気軽に手に入るサブロク板で壁を作っています。ワークデスクを壁側につけることで、ベッドが気にならず仕事ができる環境になっていますね。
住み心地の良い理想のワンルームを目指そう
お手軽に仕切りをつくる方法から、本格的に部屋を区切る方法までご紹介しました。これらはワンルームのお部屋だけでなく、1Kにお住まいの方にもおすすめですよ。
空間を分けると快適に過ごせるだけでなく、プライベートが適度に隠れて来客時にも安心です。家で過ごす時間が増えた今、レイアウトを見直してみて住みやすさをアップデートしてみませんか?
photo / goodroom
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal