大好きな彼との同棲が決まると、ワクワクしますよね。しかしせっかく同棲しても、耐えがたいミゾが生まれ破局に至ってしまうカップルも少なくないのが現実。そこで、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、破局率を下げるために同棲前に恋人に必ず確認しておきたい質問を紹介します。
質問1:将来的な結婚の意思
同棲後に結婚へとステップを進めたい場合には、相手にもその意思があるのかを同棲前に質問しておくことが重要です。自分が「1年ほど同棲したら、そのまま入籍したい」と考えていても、相手も同じことを考えているとは限りません。
また、ただ同棲をするのか、または同棲だけでなく事実婚の形式をとるのかなども、できるだけ一緒に暮らす前にきちんと話をしておきたいところです。
実際に一緒に暮らし始めてからだと、将来の話が後回しになり、なかなか結婚に踏み切らない彼に苛立つ女性も多いのが現実です。
質問2:年収、資産など金銭的な事情と生活費分担
相手のお財布事情は、結婚するまでなかなか聞きにくいと感じる女性も多いですよね。しかし、同棲となると、別々に暮らしているときとは異なり、日々の生活とお金が直結してきます。そのため、相手の収入や資産状況はできるだけ現実を把握しておくほうが安心です。
また生活費についても、毎月の負担割合をはじめとして、大きな買い物や家にまつわる多額の出費などが必要になったときにどうするのか、ある程度決めておくと、あとで揉めるリスクを避けやすいでしょう。
同棲カップルにありがちな金銭トラブルのひとつに、多額の出費が発生したときに「今、手持ちがないから立て替えておいて」という話になり、片方が出費したものの、返済されないというものです。
別れ際に「借りたお金を返してほしい」「いや、借りてない」と揉めるドロ沼展開になることも珍しくありませんので、ご注意を。
質問3:家事分担の割合
同棲は日常生活をともに過ごすことになるので、家事の分担をあらかじめ決めておくとケンカのタネを減らせるでしょう。
最初の頃は、彼と一緒に暮らせるのが嬉しくて甲斐甲斐しく家事をしていても、同棲期間が長くなるにつれて、彼への不満が募るのは、ありがちなパターンです。
また「自分のほうが生活費を多く負担しているのに家事の負担まで大きいのは不公平だ」といった不満も致命的なミゾになりやすいため、同棲前には生活費の負担割合と併せて家事分担の内容を取り決めておくと、後々のトラブルを防げるでしょう。
同棲が決まった当初、一緒に暮らせる嬉しさのあまり、現実的なルールを後回しにしてしまうカップルも多いようです。しかし、生活に慣れてきた頃に、お金や家事のことで不満が大きくなり、そのまま破局につながるケースも後を絶ちません。
また、片方は結婚したいのに、もう一方が結婚願望を持っていないと、こちらも不満を招く要素になります。
「せっかくのラブラブムードに水を差すから、大事な話をしにくい!」と思う気持ちも分かりますが、先々のためにも、今回ご紹介したポイントだけは早い段階で確認しておくほうが安心でしょう。
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