“出会ったときは最悪の印象だったけど、付き合ったらまったく違った……”という展開は、映画やドラマだけの話だと思っている人もいるでしょう。しかし、世の中には実際にそんな経験をしている女性もいるようです。そこで今回は、“最悪の出会いが最高の交際につながった体験談”を女性たちに語ってもらいました。
コンビニで傘を取り違えたことから
「彼との出会いは、近所のコンビニでした。その日は雨だったので、私は傘を持っていたのですが、お店を出るときに傘立てを見たら、私の傘がないんです。すると、少し前を歩く男性が私の傘をさしていました。それが彼だったんです。
そこで、“それ、私の傘なんですけど……”と恐る恐る彼に声をかけたところ、彼は私に傘を返すやいなや、謝りもせずに帰っていきました。それからも同じコンビニでたまに彼を見かけるようになったんですが、あまりいいイメージを持っていなかったので、なるべく近付かないようにしていたんです。
でも、ひとつだけ気になったのが、彼はよくスイーツを買っていたということ。実は、私も甘いものが好きでよく買っていたので、どことなく親近感が湧いていたんですよね。
あるとき、お目当ての新作スイーツを買いに行ったら、ひとつしか残っていなくて……。買おうとして手を伸ばしたら、偶然にも同じくそれを買おうとする彼の手とぶつかってしまったんです。すると彼は、“どうぞ”と私に譲ってくれました。そこからというもの、次第にお互いに見かけた際に挨拶をするようになり、だんだんと距離も縮まっていったんです。
また、お互いの家が近いこともあり、何度か一緒に食事に行くようになって、しばらくして付き合い始めました。ふたりとも甘いもの好きなので、よく食べに出かけています」ユウカ(仮名)/28歳
飲み会での態度の悪さに
「私の友だちが開いた4対4の飲み会がありました。そこに、今付き合っている彼がいたんです。最初は、彼の顔がタイプで“この人、いいな”と思っていたんですが……。
彼は飲み会の最中、終始つまらなそうにしていて、隣の席に座っても全く話を聞いてくれませんでした。しかも、飲み会が終わってみんなでお店を出たとき、ろくに挨拶もせず一人で帰って行ったので、あまりいい印象ではなかったんです。
その後、幹事の子に話を聞いたら、理由があったようで……。なんでも、彼の実家で飼っている犬の体調が悪かったらしく、気になって仕方なかったみたいだと。合コンも断りたかったけど、人数を合わせるために仕方なく参加していたとのことでした。
後日、合コンのメンバーで集まる機会があり、彼に“あのときはごめん”と直接謝られました。それから次第に彼と親しくなり付き合うようになったんですが、今となってはすごく優しくていい彼氏です」リマ(仮名)/26歳
婚活パーティーで疑うような発言ばかり
「結婚を意識するようになってきたので、友だちと婚活パーティーに参加したんです。すると、そこで穏やかで誠実そうな、雰囲気のいい男性と出会いました。
彼とは話をしていて楽しかったんですが、なぜか私を疑うような発言が多くて……。年齢を言うと、“何年生まれ?”と干支を聞かれたり、住んでいるところも細かく聞かれました。しかも、連絡先を教えたときには、LINEだけでなく電話番号まで聞かれたんです。
つい“失礼だな……”と思っていたのですが、それには理由がありました。なんでも、彼は少し前に婚活パーティーで知り合った女性に騙されかけたみたいで。そのときは、その女性に偽名を使われ、年齢も詐称され、あやうくお金を取られそうになったとのことでした。だから、私に対しても警戒していたんです。
そんな感じで初対面の印象は良くなかったんですが、実際付き合ってみると彼はすごく誠実で優しい人でした。そんな彼とは、無事、去年ゴールインしました!」マナ(仮名)/31歳
“最悪の出会いが最高の交際につながった女性の体験談”をご紹介しました。
出会ったときは印象が悪くても、それは相手に何かしら理由があってのことかもしれません。人をそれだけで判断してはいけないということでしょう。最悪の出会いも、出会いのひとつとして平等に捉えられるといいかもしれませんね。
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