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40代女性“夜の夫婦生活”。気になる「1年以上していない」レス夫婦の割合がアンケート調査で明らかに!

パートナーがいる人も、そうでない人も、「セックスの悩み」って、人にはなかなか相談できませんよね。でも、医学的に見ると、性の健康は生活の中でとても大切なこと。そこで先日行われた「知っているようで知らない~性の健康セミナー」を誌上再現。3人の医師による、それぞれの視点から「現代のセックス事情」について教えていただきました。

46.8%が「1年以上セックスしていない」

第1回目の講師は、一般社団法人日本家族計画協会理事長、家族計画研究センター所長の北村邦夫先生。

ジェクス株式会社が、北村先生が理事長を務める日本家族計画協会に依頼し、「セックスについて」のアンケート調査を実施しています。

そのデータを見ると、同年代のセックス事情が赤裸々に……。なかでも注目したいのが、「セックスの回数」。40代女性のなかで、なんと46.8%が「1年以上セックスをしていない」ということがわかります。

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「よくいわれる『セックスレス』の定義は、『特殊な事情がないにもかかわらず、セクシュアルコンタクトが1ヶ月以上なく、今後も長期に及ぶことが予想される場合』ですが、男女全体で見ると、それぞれ『60%以上』が該当しています」(北村先生)データ出典元:ジェクス株式会社調査による「【ジェクス】・ジャパン・セックスサーベイ2020」より

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データ出典元:ジェクス株式会社調査による「【ジェクス】・ジャパン・セックスサーベイ2020」より

さらに、婚姻関係にあるカップル限定で「セックスレス」を調査してみると……2020年では51.9%ものカップルが「セックスレス」! 年々増加していることもわかってきたそうです。

63.9%が「痛みを感じてる」

女性がセックスから遠ざかるには、更年期、出産・育児、疲労などさまざまな理由があります。でも「性交痛」はなかなか人に言いにくいもの。

「『性交痛』は、『潤い不足』から年齢が高い女性に多いイメージですが、今回の調査では、若い女性の方が高いデータが出ており、経験不足や妊娠、性感染症への不安なども考えられるでしょう」(北村先生)

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データ出典元:ジェクス株式会社調査による「【ジェクス】・ジャパン・セックスサーベイ2020」より

もし、セックスで痛みを感じるなら、潤滑ゼリーを使うのも一つの解決方法。今はオンラインで気軽に買える時代です。「そこまでして」と思わずに、試してみるのもいいかもしれません。

コロナ自粛で、セックスはどう変わった?

昨年はコロナの影響で、心身ともに大きなストレスがかかりました。とくに2020年4月7日には「緊急事態宣言」が発令され、少なからずセックスへの影響も。

「自粛生活を余儀なくされ、外出を控えていたから、機会がなかった、その気になれなかったというような理由で、男女ともに、全体的にセックスの機会が減ったと答えています。その反面、マスターベーションが増加しているのは、三密を避ける行動変化の現れだと思われます」(北村先生)

セックスに関する噂に惑わされない

アンケート調査から見ると、40代のセックス回数は、ピークの山を越えた最初の下り坂。正直、セックスが生活からなくなったことで、ホッとしている人もいるのではないでしょうか?

ネットなどでは安易に「セックスしないと女が枯れる」「セックスしない女は終わってる」などという記事が横行しています。それで密かに傷ついている人も多いはず。でも実際、信頼できる調査データを見れば、真実とデマの違いを理解できますよね。

アンケート結果はもちろん目安の一つですが、データを知ることで、焦らず自分らしくセックスと向き合いたいものです。

教えてくれたのは:北村邦夫先生

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一般社団法人日本家族計画協会理事長、家族計画研究センター所長。1978年自治医科大学医学部卒業。産婦人科医として、思春期の避妊・性感染症・経口避妊薬(ピル)や緊急避妊法などに深い造詣がある。
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