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「三ヶ月で別れるカップル」と「長続きするカップル」のちがい

恋愛・結婚

織田隼人(心理コーディネーター)

「付き合って三ヶ月目は要注意」とよく耳にしますが、あなたにとって付き合って三ヶ月目とはどんな時期ですか? これからも長期的に交際していきたいと思っている女性もいれば、すでに少しマンネリを感じている女性もいるかもしれません。付き合って三ヶ月目にはどのようなことに注意が必要なのでしょうか。また、短期間で別れるカップルと長続きするカップルのちがいも気になるところですね。心理コーディネーターの織田隼人さんに、これらの疑問について教えてもらいましょう。

■付き合って三ヶ月目とは。その時期にしたほうがいいこと

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◇付き合って三ヶ月ってどんな時期?

付き合って三ヶ月くらいすると、男性の恋に盛り上がる気持ちが落ち着いてきます。一方、女性の気持ちが落ち着いてくるのは三ヶ月目から半年くらい。男性のほうが早く恋の盛り上がりが落ち着いてしまうため、三ヶ月目は2人の気持ちに温度差が出てくる時期だといえます。女性は彼のことを好きな気持ちが強いままですが、男性は「そろそろ彼女だけでなく、男友だちとも遊びたい」と思って、彼女以外と過ごす時間も大切にするように。その結果、女性は寂しい思いをすることが増えるでしょう。

◇付き合って三ヶ月目の注意点

☆簡単な愛情表現をする

はじめのうちは互いに濃厚な愛情表現をしていたかもしれませんが、それは短期間だからこそできるもの。長期的な付き合いでは、濃厚な愛情表現はたまにする程度にし、軽い愛情表現を増やしていくほうがうまくいきやすいでしょう。付き合って三ヶ月目にしておくといいことは、軽く抱きしめ合ったり軽いキスをし合ったりするなどの「簡単な愛情表現」のパターンを決めておくこと。気軽に「愛してるよ」と言い合うことや、指と指でキスをする「指キス」をすることなど、2人の間だけで通じる愛の合図を作ってみましょう。この「簡単な愛情表現」ができあがっていると、気軽に好きな気持ちを表現し合えるので愛情が長続きしやすくなります。

☆2人の記念日を作りすぎない

注意したいのは、2人の記念日をあまりたくさん作らないということ。記念日というのは数が少ないからこそ価値が生まれます。「付き合った記念日」などはあってもいいですが、そのほかはお互いの誕生日、クリスマス、バレンタインなどをカウントするだけで十分な数になるでしょう。記念日を作りすぎてしまうと、記念日に何かできなかったときに「記念日に何もしなかった……」と悲しい思いに。お祝いのはずの記念日が、「記念日に何かしなければならない」という強迫観念にとらわれてしまうのです。この「呪い」を避けるためには、記念日をあまり作らずに2人の日常を楽しむようにするのがいいでしょう。

■付き合って三ヶ月以上続くカップルと別れるカップルのちがい

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◇付き合って三ヶ月未満で別れるカップルの特徴

付き合って三ヶ月目や三ヶ月未満で別れるカップルには、短期的恋愛のみを楽しんでいる傾向が。恋愛には激しい気持ちの盛り上がりもあれば、長い時間をかけて少しずつ愛しい気持ちがわき上がることもあります。このように、いろいろな形の愛が混ざり合うのが恋愛なのですが、短期間で別れるカップルは「激しい気持ちの盛り上がりだけが恋の気持ち」と考える傾向が強いのです。

そのため、激しい気持ちが落ち着いてくると「恋愛が終わった」と感じて別れに動きます。本当はそのあとにゆっくりと愛おしい気持ちが生まれてきて、ストレスがやわらぎじんわりと幸せな気持ちがわき上がってくるはずです。しかし、短期間で別れるカップルはそのような気持ちの変化がこれから訪れることを知らず、仮にそれを経験したとしても恋愛とは解釈しないので別れに発展してしまうことになります。

◇付き合って三ヶ月以上続くカップルの特徴

付き合いが長期化しやすいカップルの特徴は、お互いに相手に対する思いやりの気持ちがあること。短期的な付き合いであれば、男性的魅力や女性的魅力さえあれば成立しやすいでしょう。しかし、長期的な付き合いになると男性的魅力や女性的魅力だけでは成り立たなくなってくるため、相手に対する思いやりといった「相手を大事にする心、尊重する気持ち」が大切になってきます。お互いに相手のことを尊敬し合ったり、相手のことを守りたいと思ったり、支えてあげようと思ったり、助けてあげようと思ったり……。お互い相手に対して何かしらの思いやりの心があると、多少恋心が弱まっても2人の関係は強固なまま付き合いが長期化します。

■付き合って三ヶ月目が大事!

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付き合って三ヶ月目は、男女間で愛情や情熱の温度差を感じやすい時期。濃厚な愛情表現ばかり求めているのでは、男性は胸焼けを起こしてしまうかも……。そんなときは気軽にできる2人だけの愛情表現を決めて、「簡単な愛情表現」のパターンを作ってみてください。パターンが決まっていると好きな気持ちを手軽に伝え合うことができ、愛情が長く続きやすいでしょう。また、記念日の作りすぎには要注意。本当に特別なイベントだけを記念日に設定し、普段は2人の日常を楽しむことが大事です。お互いに思いやりを持って、長続きする関係性を目指しましょう。

(文:織田隼人、構成:Kaoru Sawa)

※画像はイメージです

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