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実は間違えている!? クッション言葉の正しい使い方

☆改善してほしい

「細かいことを言ってしまい恐縮ですが」
「こちらの都合ばかりで申し訳ございませんが」
「説明が足りず失礼いたしました」
「〇〇さんの立場に立っておらず恐縮ですが」

例:説明が足りず失礼いたしました。決定の理由を2つ以上あげていただけると助かります。

☆援助を申し出る

「もしよろしければ」
「私でよければ」
「差し支えなければ」
「お力になれるのであれば」

例:もしよろしければ〇〇までご案内させていただきます。

◇間違いやすい! クッション言葉のNG使用例

続いては、間違えがちなクッション言葉について解説します。

☆すみません

「すみません」は謝罪、お願いなどオールマイティーに使える便利なクッション言葉のひとつ。軽いお礼としても使えてさまざまな意味があるぶん、それだけ曖昧な表現となり、相手を立てているように聞こえづらいというデメリットもあります。口癖のように「すみません」と無意識に連呼してしまわないようにすることが大切ですね。

☆申し訳ございません

「申し訳ございません」は要望に添えないときや、謝るときに使うクッション言葉です。そのため必要のないときになんとなく使うと、本来使いたい場面で軽く聞こえてしまいますよ。

NG例:「申し訳ございませんが、お名前をお聞かせいただけますか」
「申し訳ございませんが、こちらにご記入いただいてもよろしいでしょうか」

OK例:「申し訳ございませんが、セール品につきましては返品をご遠慮いただいております」

☆差し支えなければ

「差し支えなければ」には、「都合が悪ければ断ってください」という意味が含まれています。ですから、使える場面は相手が断っても不都合が生じない場面に限られるのです。たとえば、電話対応などで相手のお名前を聞かないと取次先に繋げないときなどは使えませんので気を付けましょう。

NG例:「差し支えなければ、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」
→「差し支えなければ」を「恐れ入りますが」に変更しましょう
OK例:「差し支えなければ資料をご自宅にお送りしましょうか」

相手への伝わり方が大きく変わる、そして大いに自分の味方になってくれるクッション言葉。仕事ができると言われる人は必ず自然に使いこなしているはずです。ぜひひとつひとつ、最初は意識しながらでもバリエーションを増やし、自分のものにしていきましょう。

■クッション言葉は優しく相手に伝えるための便利な言葉

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相手を思いやるクッション言葉。いろいろな言い回しを覚えておくと、ビジネスシーンだけでなくプライベートな場面でも会話がスムーズになり、人間関係がうまくいくはず。とても便利な言葉であり、相手への思いやりも伝わるものなので、ぜひ普段から取り入れたいですね。

(文:三上ナナエ、構成:篠崎夏美)

※画像はイメージです

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