整理収納コンサルタントの須藤昌子です。今でこそ、小学校の家庭科で「片付け」についての授業が行われるようになりましたが、「片付けなさい」と言われ、目の前にあるモノを収納場所に移動することを繰り返してきた方々も多いのではないでしょうか。そんな学校でも習ったことがない片付けに最近は注目が集まっているのをご存じでしょうか?最近は、片付けてすっきりしたおうちの写真などを目にすることが多くなりました。その片付け方は果たして正しいのでしょうか?プロ目線で見る、目から鱗の整理術をご紹介します。
1.目線より上にある引き出しは使いにくい
引き出しの利点は、上から見た時に入っているモノが見渡せること。にもかかわらず、目線よりも上に引き出しを置いてしまっては引き出しの中を確認するのは至難の業です。
収納とは、使うモノを使いやすく収めるということ。
引き出しのメリットを最大限生かせる収納にして、欲しいものをぱっと取り出し使ったモノをさっと戻すことができるように、目線より低い位置に収納しましょう。
2.1か所にまとめて収納はストレスの基
以前の私がやっていたこと。1種類のモノをひとまとめに収納すること。
でも、ひとまとめにすることで収納はぎゅうぎゅうになって欲しいものを取り出すのに一苦労することになります。1つの種類であっても、使用頻度がバラバラなモノが入っている収納は、小さなスペースでも、探し物をすることになり、ストレスの基になります。
使いやすくするためにはよく使うモノとそれほど使わないモノを分けて収納すること。そうすることでモノを使うことが楽しくなる収納に変えることができます
3.その突っ張り棒収納はもったいない
引き出しの中に仕切りを入れると上手な収納をすることができ、整いやすくなります。
ですが引き出しのサイズとボックスがぴったりとはいかず、中に入れたボックスが引き出しを使うたびに前後左右に移動してしまうなんて経験はありませんか?
そんな時はつっぱり棒を使用してボックスの移動の防止に使う方も多いかと思いますが、実はそれはもったいないことをしているのです。
こんな時は100均で売られている工作用のカラーボードを使い、引き出しの隙間部分に合わせてカットしはめ込むだけで、ボックスが移動しなくなるばかりではなく収納スペースが生まれます。
せっかくの収納場所は無駄なく上手に生かしましょう。
いかがでしたか?
収納法は様々ありますがより使いやすく、よりリバウンドが少なくなる方法を採用出来たら良いですよね。1つの方法が正しいと考えずいろいろな方法からより良いやり方を選んで採用できるとよいと思います。
「使いにくいのは、当たり前」「こんなもんだ」と諦めずに、毎日モノを使うことが楽しく、戻すことも楽しめるような収納法を取り入れることをお勧めします。