整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。毎年、大きな自然災害があり「防災グッズを揃えなくてはいけないな」と感じている方も多いのではないでしょうか?でも、災害時にだけ使う防災用品に貴重なスペースを使うのはもったいないですよね。そこで今回はアウトドアグッズと兼用できる防災アイテムを5つご紹介いたします。
1.ランタン
防災グッズで「灯り」というと懐中電灯が定番ですね。
でも実は、懐中電灯よりも広く周りを照らすことができて、かつ両手を開けることができるランタンを備える方がおすすめです。
もし暗闇の中での移動が予想されるのであればヘッドライトを一緒に備えておくとより安心です。
今は100円均一でも売っていますので、家族分備えておくとキャンプなどで夜間トイレにいく時にも便利です。
また、ろうそくやオイルランタンは倒れて火災に繋がる危険があるため、地震などの災害時の灯りには向きません。
防災グッズと兼用するのであれば、電池で使えて火災の心配がないLEDの明かりを選びましょう。
これから購入するのであれば比較的災害時にも手に入りやすい単三電池を使うランタンがおすすめです。
万が一、電池のストックがなくてもリモコンや壁掛け時計など家にある小型電化製品から電池を取り出して使うことができます。
2.ガスバーナー
ハイキングなどに出かけた時、折りたたみ式の小さなガスバーナーがあると温かい飲み物を飲むことができます。
おすすめなのは家庭用のカセットボンベが使えるタイプのもの。
家にあるカセットコンロと燃料を兼用して使うことができるので、燃料の備蓄がしやすいからです。
一緒にアウトドア用のコンパクトなお鍋(クッカー)を用意しておくと避難時にもリュックにポンと投げ込むことができ、レトルト食品の温めなどにも使用することができますよ。
3.寝袋
キャンプでも災害時にも活用できるコンパクトな寝具、といえばやはり便利なのは寝袋です。
災害時、避難所に辿り着いても寝具の枚数が足りなくて自分たち家族にまで回ってこない、という可能性は大いにあります。
普段からアウトドアグッズの一つとして持っていると安心ですね。これから用意するのであれば季節を問わずに使うことができる冬用のものを選ぶのがおすすめ。
また、寝袋の下に敷くマットも持っている方がベスト。
地面や床から来る冷気をシャットアウトして自分の体温を保つことはアウトドアでも災害時でも大切です。
4.テント
避難所によってはテントの持ち込みが禁止されている場所もありますが、小さい子のオムツ替えや着替えなど、他人の目線を気にせずに済むプライベート空間が一つあると安心です。
最近は公園などにポップアップ式のテントを日除けとして持ち込む人も増えています。そういった簡単なテントでも良いので、一つあるとかなり違うはずです。
近年はコロナ禍ということもあり、密をさけるために急遽避難所のエントランスなどの空きスペースにテントを張って避難場所を増やす、などの対応をする自治体もありました。(2020年9月 台風被害時の長崎県五島市)
ペットと一緒に避難する際にも、テントがあると安心ですね。